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排水溝つまりで気を付けるべきポイントや解消方法をすべてお教えします!

目に見えない場所にある排水溝。家のいたるところに配置されており、全てつながっています。皆さんは「排水溝」と聞くとどこを想像されますか? 毎日おいしいご飯を作るために使用しているキッチン、1日の汚れを落として日々の疲れをとってくれるお風呂、朝起きた時、夜寝る前に歯を磨いたり、濡れた髪を乾かすために使用する洗面台、大家族であれば一日に数回は使用するはずである洗濯機など、それぞれに排水溝は取り付けられています。 この4箇所の排水溝でつまりが生じた場合、どうなると思いますか?どの場所に関しても、排水溝のつまりが原因で 水が流れなくなると大変です。食後のお皿を洗っても排水されないためどんどん汚れた水がシンクに溜まっていったり、お風呂を使った後流れずにそのまま放置しても不衛生ですし、何よりどの場所も使用できなくなるのがとても不便ですよね。 今回、このサイトではこの厄介な排水溝のつまりが生じた時、自分で解消させる方法をお伝えしていきたいと思います。どの作業も素人の方でもできるような作業ばかりですので、ぜひ参考にしてください。 ちなみにトイレにも排水溝はありますが、この場合の排水溝はトイレの便器とは一緒の物と考えられませんので、トイレつまりについては今回は割愛させていただきます。  排水溝つまりによって引き起こされるさまざまな症状  実際に各所で排水溝のつまりが生じる原因はどういうものがあるでしょうか。場所によってつまりの原因はさまざまですし、つまりの原因によって解消方法も変わってくるので一つ一つ丁寧に説明していきましょう。  ①排水溝に水を流しても流れるスピードが遅い症状 1日に何度も使用するキッチンや洗面所などの排水溝で最もよく聞くトラブルは、水を流した時に流れが鈍くなるトラブルです。洗面所などで歯を磨いてすすいだ後、泡がなかなか流れていかずストレスを感じたことはありませんか?? 朝は1分でも大事にしたい時間なのに、この時間はとてももったいないです。ただ、時間さえ経てば自然と流れていくことが多いので後から対処しようとしばらく放置する人も多いでしょう。そのつまりの原因は、今もどんどんと蓄積されていることを忘れないように。 ②排水溝の水が全く流れなくなりシンクなどに溜まる症状 先ほどの「水を流しても流れるスピードが遅い」症状を放置すると、次はどんなトラブルに発展すると思いますか? つまりが蓄積されると、その分どんどん水の流れる隙間が狭くなっていき、いずれは完全に流れを阻害してしまうでしょう。そうなると水は行き場を無くし、排水口から逆流していまうトラブルに発展します。 そのトラブルは家のどこにでも起きる可能性があります。キッチンシンクに水溜まりができたり、キッチン下から水漏れが起きるのも逆流の現象です。 また、トイレを流したのに洗面所からゴポゴポと音が聞こえたり、お風呂で溜めた水を流すと浴室側の排水溝から水が溢れだすなど、ここまでくると普段の生活自体に支障をきたすでしょう。 排水溝から逆流してくる水は決してきれいな水ではないので不快な思いをしてしまいます。早めに対処していきましょう。 ③排水溝の水が全く流れなくなりシンクなどに溜まる症状 逆流してもしばらく放置してからゆっくり流れるようであれば、まだマシです。ところが、いくら放置しても全く流れなくなる最悪のパターンがあります。 この状況は、キッチン、お風呂、洗面所、洗濯機など色々な所で生じる可能性があるので、最初の「水が流れるスピードが遅い」段階でいかに早めにつまりを解消させるかが大切です。どこの水まわりも、1日使えないだけで大変不便な場所ばかり。日頃のメンテナンスも大切にしましょう。 ④キッチンで起こる床の水漏れ症状 なぜ、排水溝のつまりは早めに対処した方が良いかというと、更なる2次被害も考えられるからです。キッチンなどの汚水が逆流したり、下の排水溝から水漏れが起きた時、その水の量が多いとだんだんと床に漏れ出します。その結果、フローリングがふやけてしまったり、水が階下に染み出してしまうことも。 戸建てで自分の家ならまだしも、集合住宅などで他の家の人に迷惑をかけてしまい、思わぬご近所トラブルに発展する恐れもあるので気を付けてください。急に水漏れが起きた時は、慌てずキッチンやお風呂場などに取り付けられている止水栓を閉めて応急処置を行いましょう。 排水溝つまりはなぜ引き起こされたのか?その原因とは? 排水溝に流れるものは、きれいな水だけではありません。キッチンは、調理後のフライパンなどや食後のお皿を洗う場所です。ぎっとりとこびりついた油汚れなど、洗剤を使ってお皿はきれいになりますが、その油汚れはそのまま排水溝に流れていきます。 お風呂の使用した時も、皮脂汚れや細かい髪の毛、石鹸カスなど目には見えずらいものも、どんどん排水溝に流れて蓄積されていきます。 もし、掃除中などに薬品洗剤のキャップや異物を落としたのであれば原因も分かりすぐに対処しようと思えますが、普通に水が流れている段階では排水溝のつまりに気づかないでしょう。 あれ?何だか最近水の流れが悪いなと違和感を覚えたときは、まずは簡単な解消法を試してみることをおススメします。軽度なつまりであればすぐに改善されるでしょう。 油汚れなども、放置するとどんどん固着していき、塊になってしまいます。道具などがないとさすがにつまりを解消するのが難しくなるので、何事も早めの対処が肝心です。 排水溝つまりの原因となる物質は排水溝の場所によってそれぞれ異なる つまりの原因は、排水溝が設置されている場所によってことなるので、どの場所でどのようなつまりが生じるか解説していきましょう。 【キッチン】 キッチンの排水溝つまりは、やはり油汚れが原因であることが多いです。しかしその油汚れ、多くの方がヌルヌルした物質が排水溝に張り付いているとお考えではないでしょうか。 確かに最初の段階ではヌルヌルした油汚れなどかもしれませんが、それをずっと放置しているとヘドロが変換して「スカム」という物質に変化します。 この物質は、時間が経つにつれてどんどんヘドロが酸化して、白くて固い石鹸のような固い物質に変化したものです。 【お風呂】 流れが悪くなったお風呂を点検してみると、まあ驚くほど大量の髪の毛が出てきます。細い髪の毛は、ヘアキャッチャーを設置していても隙間から流れて行ってしまい、排水溝の中で絡まった結果つまりを引き起こします。 更にその絡まった髪の毛に、どんどん石鹸カスや皮脂汚れなどが付着して大きな塊となって排水溝の穴を塞いでしまいます。 【洗面台】 洗面台の排水溝は、キッチンなどよりだいぶ細い構造になっているため、お風呂ほどではないですが少しの髪の毛や皮脂汚れでもつまりの原因となります。 また、洗面台は身支度などで使用することも多く、水に溶けない物質を落下させ流してしまうことも多々あります。 水が流れるからとそのまま放置すると、その異物に髪の毛が絡まることがあるので、物を落としてしまった時はすぐに排水管を分解させるなどして取り除きましょう。 【洗濯機】 洗濯機の排水溝は洗濯機本体の下に配置されていることが多いので、わざわざ重い洗濯機を動かしてまで掃除しようとはなかなか思えないかもしれません。 洗濯機にある排水溝つまりの主な原因は、「衣服の繊維や埃」です。洗濯層にあるネットがキャッチしてれていると思いますが、やはり細かな繊維などはそのまま排水溝に流れてしまいます。 乾燥機能がついたドラム式の洗濯機も、乾燥時に埃を排出させてしまうことがあるので要注意です。 【トイレ】 トイレつまりの多くは、固めたトイレットペーパーを流してしまったなど軽度な症状ですが、長年清掃を怠ると別の原因が考えられます。皆さん何だか分かりますか? 答えは「尿石」。人の尿にはカルシウムが溶けており、その成分が空気中の酸素と結合して、カルシウム化合物となるのです。便器にこびりついて固くなっているので、まずは薬品洗浄などを使って対応してみてください。 市販の薬品では無理!というくらいこびりついた尿石は、プロが使用する業務用の洗剤がおススメです。 屋外にある排水溝(排水マス) 家全体の排水溝につながっている屋外の排水マス。「汚水マス」と「雨水マス」の2種類があると言われていますが、基本的に排水カスとは「汚水マス」と考えられます。 トイレやキッチン、お風呂、洗面所などの全ての排水溝につながっているので、この排水マスが油汚れや汚物などでつまると家全体の水まわりに影響が及ぶ可能性があります。 なかなかチェックするところではないので、気づいた時にはもう手遅れなんてことも。そんな時は高圧洗浄などが効果的ですので、プロの修理業者にご相談ください。 排水溝つまりがおきたときどうすれば自分で直せるかその方法を伝授! それぞれの場所で起きるつまりの原因は理解できましたか?同じようなつまりの症状でも原因が違えば解消法も変わってきます。原因が分かったうえで、早速それぞれの解消法について説明していきましょう。 排水溝つまりのせいで流れないのは家にあるどこの排水溝? 排水溝つまりを解消させるためにまず大切なことは、家のどの排水溝からつまりが生じているか判断することです。当てずっぽうに作業をしたところで時間の無駄になるかもしれません。 今回はトイレの排水溝は別物と考えますので、以下4つの場所をチェックして判断しましょう。 場合によっては床にも水漏れが起きるキッチンの排水溝つまりの解消法 水まわりのトラブルで修理依頼が多い場所でもあるキッチン。蛇口の水漏れは排水溝のつまり、温度調整の不具合など、さまざまなトラブルが発生する場所でもあります。 小さいお子さんがいるご家庭や大家族、一人暮らしの方などによって使用頻度は異なりますが、生きる上で大切な衣食住の「食」を担う大切な場所です。 キッチンで生じる排水溝のつまりは、きちんと対応しないと二次被害が及ぶことがあるので注意してください。排水溝に破損や不具合が見られると、そこから水漏れが発生してしまいます。 そうするとキッチン下の収納部分はもちろん、床まで染みて後処理がとても大変になるでしょう。キッチン棚にカビが生えたりすれば悪臭の原因にもなりますので、作業を行う時はしっかりと手順を踏んで行ってください。 自分でできる排水溝つまりの解決法で最も簡単な方法とは? まずは誰にでもできるキッチンの排水溝つまりを解消させる方法を解説していきます。キッチンでつまりの原因になるのは何か覚えていますか? 先ほどもお伝えしたように、キッチンでは日々油汚れを排水溝に流す機会が最も多い場所です。油汚れに効果的かつすぐに用意できるのは、「お湯」。 皆さんもお皿を洗う時など、冷たい水よりお湯を使っていませんか?排水溝につまった油も、軽度であればお湯を使うだけでも効果はありますので試してみてください。 1つ注意すべきことが、お湯の温度です。沸騰するまで沸かした熱湯を使用しては、むしろ排水溝を痛めてしまい劣化が進んだり亀裂が入ったりすることもあるので熱湯は使用しないでください。 キッチンの排水溝につまった油汚れを落とすのに最適な温度は「40℃~60℃」です。 手順その① 温度設定ができる給湯器の場合、温度を60℃に設定すること 最近の給湯器は、コントロールパネルを使って蛇口から出る温度を一括で管理できるようになっています。ご自宅の給湯器がこのタイプであれば、60℃のお湯を準備するのも簡単です。 お風呂のお湯で設定している温度がだいたい38℃~42℃くらいとすると、かなり熱いのではないかと思います。実際どのくらいかと言いますと、知らずに手を入れるとびっくりして手を引っ込めてしまうけど、長時間入れない限りは火傷するわけではないくらいの温度です。 分かりにくいかもしれませんので、火傷しない程度の温度と覚えておくと良いかもしれません。ただし、それでもかなり熱いので無理に手を入れないようにしてください。 温度設定が済んだら、排水溝に流しいれるため上から順に部品を取り外しましょう。ステンレスやゴム素材でできた排水溝のフタ→シンク用ゴミ受け→椀トラップの順に外して、排水溝が見えるようしましょう。 手順その② 熱湯をためるためにシンクに栓をする(ペットボトルを使用) 次は、60℃に設定したお湯をシンクに溜めていきます。排水溝にフタをするために便利なアイテムが、2リットルのペットボトルです。 使い方は簡単!ペットボトルを逆さまにして、排水溝の穴に刺します。ペットボトルが浮いてお湯が漏れていかないようにしましょう。 ペットボトル以外でも、お湯を溜めることさえできれば方法はなんでも大丈夫です。穴が空いていないビニール袋をゴミ受けに設置してお湯を溜める方法も簡単ですので試してみてください。 タオルを使用する方法もありますが、いずれにしてもお湯を抜くときにお湯にどうしても触れてしまう場合は、厚めのゴム手袋をはめてから行いましょう。 手順その③ キッチンのシンクいっぱいにお湯を溜めたら栓を引っこ抜く シンクいっぱいにお湯は溜まりましたか?それでは、溜めた水を一気に流していきましょう!ペットボトルなどで栓をした物を引き抜くと、大量のお湯が一気に排水溝へと流れていきます。 油が溶けやすい温度のお湯と、一気に水を流す水の勢いのおかげで、どんどん排水溝内の油つまりがやわらかく、剥がれやすくなってくるでしょう。2回くらいやればもっと効果があると思います。 キッチンの軽度な油つまりであればこの方法でバッチリでしょう! 手順その④ 薬品洗浄剤を使用する お湯で油つまりがやわらかくなったら、次は排水溝の中に薬品を入れてパイプ洗浄を行いましょう。より薬品洗浄剤の効果を得るために、排水溝内に流したらしばらく放置してください。 目安は使用する薬品洗浄剤の使用方法に記載されている時間を守りましょう。ドラッグストアですぐに手に入る洗浄剤も効果はありますが、おススメは業務用のピーピースルーFです。インターネットで購入可能ですので、1つ持っておくと便利な商品です。 手順その⑤ 排水管に付着している油脂汚れをきれいに流す 記載されている時間を守って放置した後は、排水管内に剥がれ落ちた油脂汚れやカスをきれいに洗い流しましょう。これまで流していた時に聞こえてきた異音やなどが聞こえず、流れもスムーズになったと感じるようであれば、つまりの解消に成功したことになります。 すごく簡単な方法なので、定期的にやっておくと排水溝つまりの予防にもなるでしょう。 温度設定ができない場合のお湯(60℃)の作り方 自宅の給湯器は温度設定のコントロールパネルが無いので、温度設定ができないという方もご安心ください。60℃のお湯を作る方法をお伝えします。 ①ガスコンロや電気ケトルを使ってお水を沸騰させてください。 ②洗面器やバケツ、もしくはシンクに直接熱湯と同量の水を流し入れます。 この2つの手順だけで、だいたい60℃のお湯ができあがります。お水の温度は季節や地域によって異なりますので、冬ならば熱湯を多めに、夏ならば少なめになど微調整してみてください。 より強力な薬品洗浄剤でおススメな商品がこちら! 薬品洗浄その①「ピーピースルーF」 先ほどもお伝えしたとおり、プロもおススメの薬品洗浄剤が「ピーピースルーF」です。ピーピースルーFは、発熱作用と強力な発泡によって排水管の汚れを取り除きます。色々な種類がありますが、青色のFが目印です。他のシリーズよりも取り扱いやすく、家庭用に最適です。プロも使っている商品ですので、ぜひお試しください。 薬品洗浄その②「ピーピースカット」 次におススメな商品が、「ピーピースカット」。こちらは液状になっていて、粘性があるため排水管のつまりに直接付着しやすく、除菌・消臭効果もあります。 NGな薬品洗浄「ピーピースルーK」 ピーピースルーシリーズは、家庭でも使用できるタイプもありますが、劇薬もあるので購入の際は間違えないでください。 ボトルのフタが赤い物と緑の物が「劇薬」にあたる商品です。成分濃度がかなり濃くなっているので、取り扱いが難しいです。一般家庭の排水溝であればピーピースルーFで十分ですので、こちらは使用しないでください。 自宅にあるハンガーで排水溝つまりを解消する方法 最近では色々な種類のハンガーが販売されていますが、昔はよくクリーニングに出した時にワイヤーハンガーにかけられて返却されていました。クリーニングに出す度増えるので、今でも家にあるご家庭や、100均で購入して使用されている方もいるでしょう。このワイヤーハンガーも、実は排水溝のつまりを解消させる便利アイテムになります。 【ワイヤーハンガーの下準備】 ①ワイヤーの下準備です。まずはワイヤーのフック部分をネジってハンガーをほぐしてください。 ②三角形になっているワイヤーハンガーをまっすぐに伸ばしてください。 ③先端のフックの部分は丸く整えましょう。ペンチなどがあるとやりやすいです。ケガしないように気を付けてください。 これで、排水溝つまりを解消させる便利アイテムに早変わりです!ではどうやって使用するのか順を追って説明します。 手順その① 丸くしたフックをシンクの排水口から入れる まっすぐに伸ばしたワイヤーですが、どうして先端のフックを丸くしたのか分かりますか?それは、この丸くしたフックの部分に排水溝つまりの物質をこすり落とすためです。 また、先端を丸めることでジャバラホースに引っかからないようにするためでもあります。この時点である程度排水溝内のつまりをかき取ることで、この後の作業がやりやすくなるでしょう。 手順その② 持つ方の針金ハンガーを排水溝に引っ掛けるように回す これは必ずしなければいけないわけではないのですが、補足としてワイヤーを持つ方を折り曲げてL字にすると持ちやすい上に排水溝内でクルクルと回しやすくなります。面倒だと思う方はまっすぐのままで大丈夫です。 排水溝内に針金ワイヤーを通していくと、ところどころに引っかかりを感じると思います。この作業である程度のつまりを剥がしておくと、薬品洗浄の効果も上がりますしお湯で流しやすくなります。 使い終わったハンガーはそのまま地域のゴミ出しルールに従って捨ててもOKです。 手順その③ お湯を一気に排水口に流す(熱湯NG) 剥がれにくいしつこい油汚れには、お湯を使いましょう。その時のコツは、大量のお湯を一気に流すこと!手順②のワイヤーで部分部分剥がれかけている油汚れが、大量のお湯によって溶かされる上に水量の重さによってより剥がれやすくなります。 ただし、熱湯はNG!確かに熱い方が油汚れにも効果的だとは思いますが、排水溝は熱湯に耐えられないこともあり破損につながります。60℃くらいの、手をかざすと熱いっ!と思わず手を引っ込めるくらいのお湯を流しましょう。 手順④ 薬品洗浄剤を排水溝に流し入れる 仕上げに薬品洗浄を行いましょう。排水溝内に残っている油汚れも溶かすことができ、異臭などを防ぐことができます。 排水溝の薬品洗剤は、ドラッグストアなどで簡単に購入できるパイプユニッシュや重曹(+お酢)でも良いですし、より効果を得たいのであれば業務用の「ピーピースルーF」を使用することをおススメします。粘性の液タイプの「ピーピースカット」も使いやすいですよ。 少量を流してもあまり効果が得られませんので、ここは節約せずにボトルの4分の1を1回分使用するイメージで排水溝内に流し入れてください。薬品投入後は使用方法に記載されている時間放置してください。 ワンポイントアドバイス:お湯を排水口に上手に注ぐ方法 排水溝つまりをより効率良くさせるために、お湯を排水溝にダイレクトに注ぐ方法をお伝えいたします。シンクの水を溜めるために2リットルのペットボトルを使用したことを覚えていますか? このペットボトル、工夫すれば他にも役立つアイテムなのです。やり方は簡単。ペットボトルをカッターやはさみを使って切り取り、飲み口部分を排水溝の穴に差し込みましょう。 お湯の温度を設定したら、蛇口を全開にしてお湯をペットボトルに流し入れてください。いわゆる「漏斗(ろうと)」を簡易で作ります。蛇口全開で水を流すことによって、ペットボトルの飲み口部分から勢いよく排水溝にお湯が流れることによって頑固な油汚れに直撃し、ベリッと剥がれ落ちるでしょう。 洗面所などの狭い排水溝にもおススメの技です。 排水溝つまりを解消させるために販売されている専用のワイヤーを使って直す方法 自分で作ることができる簡単なアイテムを紹介してきましたが、もちろん専用の道具もあります。より効果を上げるために排水溝つまり専用の道具も紹介していきましょう。 キッチンの排水溝つまりには、真空式パイプクリーナーよりワイヤー式の方がおススメです。プロが使用するワイヤーは長さが10メートルのものもありますが、キッチンで使用する場合は長すぎてもデメリットがあります。 まず取り扱いが難しいので、素人では逆に作業が困難になるでしょう。そして長すぎると排水溝の奥に入り込みづらくなります。 適度なワイヤーの長さは、約3メートルもあれば十分でしょう。ホームセンターなどでは多くの種類が販売されていますが、まずは長さを基準に選別しましょう。 ワイヤーを使用する時は今までと同様、事前に薬品洗浄剤を投入して放置しておいてください。その後お湯を流しながらワイヤを入れていくと、より効果劇につまりを解消することができるでしょう。 手順① 専用ワイヤーはお湯を入れながら排水溝に少しずつ入れていく プロの修理業者も使用しているワイヤー式パイプクリーナー、使い方は針金ハンガーと同じですが先端にブラシがついた商品やつまりの物質をつかみやすい形状になった商品など種類が豊富です。 そして、針金ハンガーとは違い専用のワイヤー式パイプクリーナーな長さもあり、ワイヤーの強度や威力が桁違いです。 ワイヤーの先端部分を排水溝に通していき、排水溝内で上下左右に回転させます。先端に引っかかりがある所は念入りにこの作業を行いましょう。排水溝の壁にこびりついた油つまりが剥がれていくはずです。 油つまりはお湯に溶けやすい性質なので、それを利用しましょう。ワイヤー式パイプクリーナー使用する時はお湯を流しながら行うことで、より剥がしやすくなります。 何度も言いますが、沸騰するくらいの熱湯は排水溝を破損させる恐れがあるので40℃~60℃くらいのお湯を流してください。 手順② 油脂汚れを落とすためにお湯を排水溝内にさらに注いでいく ワイヤーを使ってある程度油つまりを剥がすことができたら、ペットボトルなどで作った漏斗を排水溝にはめてください。熱めに温度設定した蛇口を全開にして漏斗にお湯を流しましょう。 油に溶けやすい高温のお湯と水の勢いを利用して、ワイヤーで剥がれかけた油つまりを完全に取り除くことができ、お湯を流し続けることで油つまりがどんどん流されていきます。 屋外へと排水されていくので、そのうち排水溝内の独特な異臭なども和らいでいくでしょう。少しもったいないと思うかもしれませんが、しばらくはお湯を流し続けてください。 手順③ 仕上げに薬品洗浄を流し入れる(事前にお湯で溶かしておく) さて、無事排水溝内の清掃が終わったら仕上げです。ここでまたまた登場するのが「ピーピースルーF」です。洗面器やバケツにピーピースルーFを事前に溶かしておきましょう。 一回の使用量は約150グラムです。事前に顆粒の薬剤を溶かしておくことで、粉末が飛び散ることもなく安全に仕上げ作業を行うことができるのです。 1つ注意することは、お湯の量を増やしすぎると薬品の効力が薄まるので説明書に書いている量(約500~600ml)を守ってくださいね。 排水溝用のワイヤーでよりキッチンのつまりに効果的なワイヤーは? 排水溝専用のワイヤー式パイプクリーナーが気になってきたのではないでしょうか。ところが、インターネットで検索してみると、かなりの種類が出てくるはずです。購入したくてもこれではどれを選んで良いか分かりませんよね。 まず、注目すべき所はワイヤーの「長さ」です。ネットでも色々な長さがあり、長い商品で10メートル以上のプロが使うものも販売されています。 しかし、家庭用で使用するのであれば、できるだけ「短い」ワイヤーを選ぶようにしてください。長すぎるワイヤーは、よっぽど作業に慣れていないと扱いにくいでしょう。長さは3メートルあれば十分です。 一押しの商品!「ドラム式ワイヤー」 長さが決まったら、おススメナンバー1の商品が「ドラム付きワイヤー」です。青いハンドルのような物がついていて、取っ手も持ちやすくなっています。 使い方 取っ手をしっかり握ってください。ハンドル部分を持ってクルクル回すと、排水溝内でワイヤーが回転します。更に便利なのが、使用後のワイヤーを収納できるので片付けも楽ちんです。 NGなワイヤー器具「長すぎる」 屋外などの排水溝には長いワイヤーが必要になってきますが、ご家庭のキッチンなどの排水溝には長すぎるワイヤーは不向きです。片付けなどにも手間がかかるので、短めのワイヤーを購入しましょう。 つまりにはこれ!「スッポン」を使ってキッチンの排水溝つまりを解消させる方法 トイレ掃除の用具入れにほぼ入っているであろう「スッポン」。皆さんは正式名称をご存じですか?ラバーカップとも呼ばれていますが、「プランジャー」が正式名称となります。 ゴム状のカップが先端に付いていて、排水溝のつまりを解消させるために一番使用されている道具ではないでしょうか。 値段も安く、使い方も簡単なのでいざという時のために家に常備おくと安心です。キッチンの排水溝でこのスッポンを使用する場合、いくつか注意事項があるのでお伝えします。 スッポンが使用できない排水溝「ジャバラホースの場合」 まずチェックすべき点が、キッチンの下にあります。扉を開けて排水溝の形状を見てみましょう。筒状の排水トラップの下につながっているのが排水ホースです。この排水ホースの形状によってスッポンが使用できるかできないか判断することができます。 スッポンによって圧力をかけてはいけない排水溝 【ジャバラホース】 スッポンは圧力によりつまりを吸い上げる仕組みになっているので、ジャバラホースには適しません。なので、キッチン下の排水ホースがジャバラの場合はスッポン使用不可✖ スッポンによって圧力をかけても大丈夫な排水溝 【塩ビパイプ】   排水トラップの下がまっすぐな形状の塩ビパイプであれば、スッポンが使用できます〇 なお、塩ビパイプの太さは4~5センチが理想です。 このように、キッチンでスッポン(プランジャー)を間違って使用すると排水ホースの破損などにつながるので気を付けなければいけません。確認を怠って、水漏れなどの被害に発展しないように気をつけましょう。 手順その① 必ずチェックする場所『キッチン下にある収納場所』 スッポンでキッチンのつまりを解消させるためには、まずキッチン下を確認しましょう。キッチン下の収納場所には、シンクからつながる排水トラップと排水ホースが接続されています。排水トラップはどの家庭でも同じような形状だと思いますが、違いがあるのは排水ホースです。 排水ホースの形状が、まっすぐ伸びた筒状の塩ビパイプであるかどうかを必ず確認してください。この形状であればスッポンを使ってつまり解消の作業を行っても、別のトラブルに発展することはありません。 しかし、圧力がかかるスッポンを使用するには、ジャバラホースだと対応できないので注意が必要です。スッポンを使用する場合は、キッチンの排水口のサイズに合った大き目のスッポンを選びましょう。 手順② スッポンをキッチンの排水口に隙間なく合わせる 次は、大切なスッポンの大きさについてです。皆さんが使用されているキッチンの排水口を確認しましょう。ワンルームアパートなどにある小さいキッチンは排水口も小さいですが、ごく一般家庭に設置されているキッチンは、通常口径が口径180Φとなっており、約18センチです。 排水口のフタが13.5センチ~14.5センチですので、それよりも大きく排水口をすっぽりと隙間なく覆うくらいのスッポンを用意しないといけません。 作業はいたって簡単。キッチンの排水口にスッポンを当ててください。この時水を張っておくと隙間なく当てやすいです。 あとはゴム部分を凹ませるためにスッポンを押したり、引いたりを繰り替えします。この動作によって排水溝内に圧力がかかり、つまりの原因物質を引き剥がすことができます。つまりが解消されれば自然と水が流れるようになるので、この動作を繰り返しましょう。 シンクに溜まった水がスムーズに流れるまで作業を行う 作業を繰り返して時折水の流れを確認しましょう。排水溝へ流れる水がスムーズに勢いがあるようであれば、排水溝内のつまりが解消されています。 念のため油汚れを洗い流すために、しばらく熱めのお湯を排水溝に向けて流し続けてください。この時、カッターなどで切ったペットボトルなどを使用してもOKです。 流すときにゴボゴボと音がするようであれば、もう少しスッポンを使って作業したほうが良いかもしれません。水の流れでつまりが解消されたか判断できるので、水を流す作業もしっかりと行いましょう。 仕上げに薬品洗浄剤とお湯を使用する 水の流れがスムーズなのが確認できたら、最後の仕上げになります。おススメの「ピーピースルーF」や、パイプユニッシュなどの液体洗浄を排水溝の中に流し入れていきましょう。 先ほどは顆粒のピーピースルーをお湯に溶かしてから流し入れていましたが、今回は顆粒のまま使用してみましょう。 まず、排水口のフチに沿って丸く粉を振り撒いてください。飛び散らないように低めの位置から行いましょう。まんべんなく振り撒いたら、円の外側からゆっくりとお湯をかけていきます。 薬剤を溶かしたら、しばらく放置してください。排水溝の中で油つまりなどを分解するのに時間がかかりますので、放置後はこれまで同様にお湯をしばらく流し続けましょう。 ワンポイントアドバイス:スッポンのサイズは大きい方がキッチンにはおススメ スッポンは色々な排水溝のつまりに使える便利なアイテムですが、使う場所によってサイズや形状が異なります。分かりやすいのはトイレのスッポンです。 トイレには和式用と洋式用があり、それぞれ形状が異なります。キッチンの排水溝の場合は、大きさで選ぶと良いでしょう。 密着させることで効果が得られるスッポンなのに、キッチンの排水口より小さいサイズでは意味がありません。購入するのであればなく大きなサイズのスッポンを選ぶようにしてください。 スッポンよりも強力な圧力をかけられる「真空式パイプクリーナー」を使ってもOK より強力な圧力をかけるのであれば、スッポンよりも「真空式パイプクリーナー」を使用してみましょう。 この道具は、しくみはスッポンと同様で圧力によってつまりの原因を引き引き剥がしますが、その圧力がスッポンとは桁違いです。 ハンドルを使用することによって、より真空の状態を作ることができるため、効果抜群な商品。ただ、圧力が強すぎてかなりの力が必要になるので、女性やご高齢の方には不向きかもしれません。 ニオイ除去に効果的な「重曹」と「お酢」のダブル使い これまでおススメしてきた「ピーピースルーF」や「ピーピースカット」、パイプユニッシュですが、もっと安くなおかつ環境にも優しい洗浄方法がありますのでご紹介します。 キッチンの排水溝つまりで気になってくるのが、ニオイだと思います。キッチンから部屋に嫌なニオイが流れてくるとせっかくお部屋をきれいにしていても台無しですよね。 そもそも、嫌なニオイの原因は何だと思いますか?それはバクテリアと呼ばれる雑菌が繁殖することで嫌なニオイを放ち出します。このバクテリアを「殺菌」すれば、嫌なニオイは解消されるのです。 そこで、誰でもすぐに準備できる安くて簡単な殺菌法があります!それは「重曹」と「お酢」を使って行います。お酢はキッチンにありますし、重曹は料理にも使ったりするのでドラッグストアや100均ですぐに購入できるでしょう。では、早速その手順を解説していきます。 手順その① 上から重曹を振りかけるときは椀トラップはそのままで まずはキッチンの排水口のフタとゴミ受けの網を外しましょう。中に排水溝を塞ぐ形ではまっている椀トラップがあると思います。 これから重曹を振りかけるのですが、この椀トラップは取り外さないままで大丈夫です。量に決まりはありません。購入した重曹にカップが付いている場合、1,2杯くらいを目安に入れてください。 後から重曹を振りかける 「重曹1:お酢2」 の割合で 次にお酢を振りかけていきます。先ほど重曹は量に決まりがないと説明しましたが、重曹の後にお酢を入れる場合、重曹の倍の量を入れてください。 重曹カップ1に対し、お酢はカップ2が最適量です。使用するお酢はスーパーで売られている穀物酢でも、ドラッグストアで購入できる粉末のクエン酸でもかまいません。どちらも安価で購入できるので、日頃のお手入れに使用してください。 白い泡がモコモコしてきて汚れを分解 重曹の後にお酢を入れると、次第に白い泡がモコモコと膨れてきます。これは重曹の成分である炭酸水素ナトリウムとお酢の成分である酢酸が化学反応を起こすことによって発生します。 もちろん危険な成分では無いのでご安心を。むしろ洗剤などを使用するより環境に優しいのでおススメです。しばらくモコモコを放置してください。 温度設定ができる給湯器であれば温度を60℃の設定してお湯を準備 仕上げに白い泡を流していきましょう。温度設定が出来るお自宅であれば、設定温度を60℃にしてください。もし温度設定が出来ないようであれば、熱いお湯と水を半分ずつ入れましょう。 沸騰するほど熱いお湯を使用すると、排水管が耐えられずに破損、亀裂の原因になりますので、くれぐれも熱湯は使用しないように。最低でも40℃、最も高温でも60℃までが限界と考えておいてください。 キッチンシンク全体にお湯をかける 排水管の白い泡を綺麗に洗い流したら、ついでにシンク全体にまんべんなくお湯をかけてください。こうすることで雑菌の繁殖を防ぐことができます。 キッチンのシンクは食品を扱う場所でもありますから、いつでも清潔に保つようにしましょう。特に夏場は雑菌が繁殖しやすく臭いやすい時期ですので、マメに行うと良いと思います。 何度この作業を行っても嫌なニオイが改善されないようであれば、原因は別にあると考えられます。そういう時はプロの水道修理業者にお願いして点検してもらった方が改善の近道です。 どういった症状の排水溝つまりであればプロの業者に任せた方がよいのか? キッチンの排水溝つまりをどうやって解消させるか、道具や薬品を使って自分でもできる方法をこれまでお伝えしてきました。 ただし、これまでの作業をどれだけ行っても解決できない排水溝つまりもあります。その時はプロの水道修理業者の出番となりますが、どのレベルの症状までいけば業者に頼むべきか判断が難しいでしょう。 では、これから業者を呼ぶレベルの症状について解説していきましょう。 家のいたる所で排水溝つまりの症状が出ている 家にはトイレやキッチン、お風呂、洗面所など、いたる所に排水溝が存在しています。それぞれ個別でつまりを解消できれば問題ないのですが、家全体で排水溝つまりの症状が現れるのであれば問題は別にあります。 排水管はそれぞれつながっていて、最終的に排水マスに辿りつきます。この排水マスがつまることによって家全体の排水溝つまりが生じてしまうのです。 排水マスの奥などでつまりが生じている場合、素人の手ではなかなか修理が難しいので、こうなってしまった場合はプロの手を借りた方が安全です。 解消させようといろいろ試した結果、かえって排水溝つまりの症状が酷くなるケース 排水溝つまりを解消させるために使用する強力な洗浄剤は、確かに効果抜群です。しかし、場合によってはかえってつまりの症状が酷くなるケースもあるので注意が必要となります。 なぜ排水溝つまりを解消させようとして、更に悪化してしまうのでしょうか。薬品洗浄などを行って排水溝内のつまりを剥がすことに成功したとしましょう。その剥がれ落ちた油つまりなどの原因物質はどうなるでしょうか?そのまま排水管を通って奥に流れていくでしょう。 排水管は場所によってさまざまな形をしており、S字タイプやL字タイプなど曲がった排水管があります。形状によっては一部水の流れが弱まる箇所も。 そんな場所に剥がれ落ちた油汚れが流れてきたら、一か所にどんどん集まって水の通り道を塞いでしまいます。ある意味、薬品洗浄の効果が得られた結果ですが、排水溝の奥でぎっしりと油汚れがつまってしまっては、自分で直すには一苦労です。 少量であれば薬品によって油つまりが溶けることもありますが、蓄積された油汚れを溶かすには時間もかかりますし、確実に解消されるとは限りません。 この場合、排水溝を分解させたり、新品に取り替えたり、高圧洗浄機を使用してつまりを根こそぎ洗い落とす必要がありますので、プロの業者にお任せしましょう。 長年使用しているようであれば、どうしても排水溝つまりが起きやすくなってきます。定期的なメンテナンスを行うことで、急なつまりのトラブルで慌てることはないでしょう。 水を流すと排水溝からコポコポと音がする原因を知りたい! まず最初に、排水溝に違和感を覚えるのはどういう時だと思いますか?水の流れはいつもと同じくらいだとしても、なぜか排水溝からコポコポと音が聞こえてくれば、つまりの初期症状と言えるでしょう。 音はゴポっという音などいろいろありますが、こういう音はトイレやお風呂場などどこにでも現れる症状です。では、なぜこのような異音がするのでしょうか。異音の原因について詳しく解説していきましょう。 排水溝とは、正常な状態であれば空っぽな筒であり、水が流れる時に空気をスムーズに入れ替わります。そこで油汚れは皮脂汚れなどによってつまりが生じていたらどうなるでしょうか。 空っぽな筒であればスムーズに水が流れるところ、つまりの部分で一時的に水の流れが悪くなります。その時に排水管内の圧力が上昇し、気圧が低くなった方へと圧縮された空気が抜けてしまうことによって生じた気泡が、あのようなコポコポというような異音の原因となります。 家の排水溝は全てつながっているので、例えば洗面所の水を流すとトイレから異音が聞こえたり、集合住宅であれば多くの方が同時に水道を使用することによって一瞬水が満杯状態になってしまいます。 その満杯になった水が一気に流れるので、排水管内の圧力も一気に上昇することによって下の階などに異音の影響が及ぶことも考えられます。 このように、異音の原因はどこからか生じているつまりが考えられますので、原因が分かる場合は早めに対処してトラブルを未然に防ぎましょう。 お風呂で生じた排水溝つまりを自分で解消させる方法を伝授 さて、今まではキッチンのつまりについて説明してきましたが。今度はお風呂に着目していきましょう。お風呂には浴槽と浴室に2つの排水溝と、浴室側には排水口もあります。 このどれにもつまりが生じる可能性があると頭に置いておきましょう。お風呂にはいろいろなタイプがありますが、基本的なつまり解消作業は変わりません。お時間あるときにぜひ試してみてください。 まずはお風呂の種類について解説 お風呂にはいろいろなタイプがあると言いましたよね。皆さんはユニットバスのことかなと思いませんでしたか?一般的なお風呂と、一人暮らしやビジネスホテルなどに設置されている洗面所と一緒になったお風呂がありますが、実はどちらもユニットバスと言います。 昔ながらの在来工法風呂(造作風呂) では他のタイプは何があるのか?それは在来工法の造作風呂というものです。全然どういうお風呂か想像がつきませんよね。 在来工法のお風呂とは、砂・セメント・水を練り上げてモルタルを作り、大工さんがお風呂の枠組みを作ります。その他に、タイル屋さんがタイルを張り、左官屋さんが壁や床を担当して仕上げていく昔ながらのお風呂です。 在来工法の造作風呂は、大工さんが場所などに合わせて作り上げるので、好みのデザインに仕上げることができ、なおかつさまざまなタイプの浴室に対応可能となっています。 ユニットバス ユニットバス(システムバスとも言う)は、現在主流で使われているので、皆さんもご存じだと思います。工期の時間が短縮され、さらに軽量化されたこのお風呂は施工現場で組み立てるだけと、とても簡単に設置することが可能です。 戸建てのサイズに合わせた大きいサイズや、集合住宅や1人暮らし用に作られた小さなサイズなどです。また、近年ではミストサウナ、追い炊き機能など便利なお風呂に進化しています。 簡単に言うと、在来工法の造作風呂は壁や床がタイル張りで、浴槽はモルタルで作られたもの。ユニットバス(システムバス)は壁や床がプラスティックで出来ている皆さんが見慣れているお風呂です。 それぞれ構造が異なるため、排水溝や排水口のつまりを解消させる方法も変わってきます。では、タイプ別にその方法を解説していきましょう。 タイプの異なるお風呂の排水溝は何が違うのか ユニットバスと在来工法の造作風呂は排水溝の構造が異なります。違いは主に「トラップ」に現れます。トラップがあることで、排水溝からの悪臭や害虫などの侵入を防ぐことができるので、なくてはならない部品です。 主流となっているユニットバスは基本的に構造が「筒トラップ」となっており、外すと分かるのですが筒の形をしています。一方、在来工法の造作風呂は、「椀トラップ」といって、こちらもお椀の形のためそのように呼ばれております。 つまりを解消させるために排水溝の「トラップ」と呼ばれる部品を外す ユニットバスの特徴は、壁や床にプラスチックが使われていて、軽量化された構造になっていると説明しました。そして、お風呂のタイプにもよりますが、現在ではほとんどの場合排水トラップは「筒トラップ」が取り付けられています。 この筒状のトラップのおかげで、排水口の下に水を溜めることが可能となっており、排水管内の悪臭や害虫などの侵入を防ぐフタのような役割を担っています。 ユニットバスの排水溝の掃除をするためにまず行うこと また、簡単に取り外すことができるようになっており、この筒トラップを掃除することによってつまりが解消されることもあるのです。取り外す時はヌメリなどがあり不快だと思いますので、ゴム手袋などをはめてから清掃作業を行ってください。 では、基本構造の筒トラップの分解方法を詳しく解説していきましょう。 排水溝の細かな部品を取り外して清掃準備を行う まずは下準備をしていきましょう。排水溝を覆っている目皿を外してください。これは持ち上げるだけで簡単に外せると思います。 お風呂によっては水が跳ねないように設置されたゴムや髪の毛が排水溝に流れていかないようにするためのヘアキャッチャーなどそれぞれ細かい部品を全て取り外しましょう。 これから説明する作業を行って、お風呂の排水溝つまりが改善されたかどうか確認してみてください。もし、これでも改善されないのであれば別の方法を試してみましょう。 手順その① 排水溝の掃除を行うために目皿の下にある部品を外す 排水溝の目皿を持ち上げて取り外したら、次々に細かい部品も外していきましょう。丸い排水溝の真ん中が窪んでいて、そこに水が溜まってますよね。 この窪みの形が「筒トラップ」と言われる由来です。真ん中に溜まった水がフタのような効果があり、水封式トラップとも言われています。空気を遮断できるので、この真ん中に水が溜まっていないと正常に機能していないことになります。まずは、この水をチェックしましょう。 手順その② 封水筒を外すために左回りに筒ごと回す この筒トラップ、封水筒とも言われます。この筒は外れる仕様になっているので、外していきましょう。ツメと呼ばれるでっぱり部分がある場合は、そこに指を引っ掛けて左回りに回してください。 フック式タイプの筒トラップであれば、少し回すだけでカコンと取り外せます。その他のタイプ(ネジ式)なども回転をさせ続けることで取り外すことができるでしょう。無理やり力任せに取り外そうとしないようにしてください。 手順その③ 筒を外したら下にあるコップ型の部品の掃除を行う 筒が取り外せたら、今度はその更に下に注目してください。コップの形をした構造になっていると思います。このコップのフチ近辺を探ってみると、髪の毛が絡まっていることがあります。 衛生のためにゴム手袋などをして手を突っ込んでみてください。もしかしたら、長年蓄積された髪の毛の塊がごっそりと取れるかもしれません。 作業を行う時は指などをケガしないように気を付けてくださいね。雑菌などがケガの部分から侵入しないようにしましょう。 手順その④ シャワーの水圧を使って排水溝の掃除を行う できるだけ多くの髪の毛を引っ張り出せましたか??次に取り外した排水溝にめがけてシャワーの水を当ててください。シャワーの水圧を利用して清掃しましょう。 これまで一度も排水溝の掃除を行っていないのであれば、この作業を行うだけでもつまりの改善が見られることがあります。完全に髪の毛を取り切ることが難しい場合は薬品洗浄なども行うとなお効果が得られるでしょう。 以上、道具なしでもお風呂の排水溝つまりを解消させる方法をお伝えしました。 ウォーターハンマー作用(水撃作用)の効果を利用して排水溝つまりを解消させる 先ほどは、シャワーの水圧を使って排水溝つまりを解消させる仕上げを行いました。次は更に硬さがあるつまりに対する効果的な方法をお伝えしましょう。 手順その① バケツに水を入れ高い位置から排水溝めがけて一気に落とす ウォーターハンマーという言葉を聞いたことはありますか?なかなか聞きなじみのない言葉だと思いますが、いわゆる「水撃」という意味です。 水を高い位置から落とすことによって、水の重さによってつまりを解消させる方法があります。水の量が多ければ多いほど効果アップです。では、詳しいやり方について説明します。 まずは水を入れる器を用意してください。洗面器やバケツ、大容量のビニール袋でも何でもかまいません。器に水を溜めて、なるべく高い位置からお風呂の排水溝にめがけて一気に落としましょう。 この水撃(ウォーターハンマー)の威力によって、排水溝の中のつまりが剥がれて解消させる方法です。この方法も、思い立ったらすぐに試すことができますので、ぜひ一度お試しください。 手順その② 細かい部品(排水トラップ)を外して全体を綺麗に掃除する 水撃(ウォーターハンマー)を利用した方法の後は、細かい部品を分解しましょう。筒状の排水トラップ(封水筒)を回して取り外したら、中も掃除します。 ここでも重曹+お酢を仕様しても良いですし、お風呂を洗う時に仕様する洗剤でも何でも構いません。ヌメリなどが残らないようにここできれいに掃除しましょう。 手順その③ お風呂の排水溝に薬品洗浄剤を入れる 細かい部品(排水トラップ)などの掃除が終わりましたら、次は排水溝の洗浄を行います。排水溝内の皮脂汚れや石鹸カスなどを溶かすため、薬品洗浄を行いましょう。 パイプユニッシュやピーピースカットなど粘度が高い薬品を使うと、放置している間も排水溝内に張り付きやすくおススメです。排水溝のフチに沿って円を描きながらゆっくり流し入れていきましょう。 放置時間は、使用する薬品の使用方法通りにしてください。 手順その④ 外した封水筒を右回りに回して取り付け直す 排水溝の薬品を洗い流したら、取り外した細かい部品を元通りに設置し直します。外すときは左回りに回したので、今度は逆の右回りに回してください。 ゴムパッキンなども一緒に外した場合はそちらも元の場所に設置しましょう。排水トラップにツメがある場合は、きちんとハマっているかを確認してください。 設置が曖昧だと、悪臭予防のための排水トラップがうまく機能しない可能性があります。これでお風呂の排水溝つまりはバッチリ解消されるでしょう。 それでも解消されない場合は他の原因も考えられますので、プロの力を借りてください。 細かい部品(防臭パッキン)などは付け忘れがないようにチェックする! 忘れないで!防臭パッキン。まず黒いゴム製のリングを排水溝に乗せる 排水トラップは付け忘れることはほとんど無いと思いますが、落とし穴が防臭パッキンです。掃除するためについつい脇に置いてしまい忘れがちな部品です。もちろん、この防臭パッキンが付いていないお風呂もありますが、付いている場合は要注意です! その次に「スリップワッシャー」を乗せる また、黒いゴム製の防臭パッキンと一緒に取り付けられている透明の「スリップワッシャー」と呼ばれる輪っかがある場合があります。 このワッシャーはゴム製の防臭パッキンが排水トラップを回した時によじれないようにするために取り付けられています。この部品も忘れないようにしましょう。悪臭を防止させるために大切な部品です。 お風呂の排水つまりを解消させる専用の器具を使用する ラバーカップ(スッポン)を使ってお風呂の排水溝つまりを解消させる もちろん、お風呂の排水溝つまりも専用の道具を使用して解消させても大丈夫!その場合、いくつか注意点がありますので、それを含めて解説していきましょう。ここでも使用する道具はキッチンでも使ったスッポンです。 お風呂の排水溝に合わせた小さなラバーカップ つまりを解消させるために使用するスッポン(ラバーカップ)は大小さまざまなサイズがあります。トイレやキッチン、洗面所など見ると分かりますが、排水溝のサイズはそれぞれ違うので、サイズを合わせることが大切です。 お風呂のつまりを解消させるには、小さめのスッポン(ラバーカップ)がおススメです。お風呂の排水溝より明らかに大きいスッポン(ラバーカップ)を使用すると、その分余白が生まれてうまくフィットしてくれない恐れがあります。 スッポン(ラバーカップ)を使用する時に大切なことが、より「密着」させることなので、サイズ感が重要となります。 2つある排水溝のうち、まずは浴室側の排水溝に圧力をかける キッチンや洗面所の排水溝と違って、お風呂の排水溝は2箇所あります。浴槽に溜めた水を流した際に、浴室の排水溝から水が溢れたことはありませんか? この2箇所の排水溝は、一見別々に思えますが、実は1つの排水溝につながっているタイプがあります。その場合、どちらか1箇所がつまっている場合に影響が及ぶのです。 もちろん、別々につながっていることもあるので確認してみてください。どちらにしても行う作業は同じです。まずは、浴室の洗い場からスッポン(ラバーカップ)を使って排水溝に圧力をかけていきます。 その次に浴槽の排水溝にも同じように圧力をかける 浴室側の排水溝が終わったら、次は同様に浴槽の排水溝も圧力をかけていきましょう。スッポンを上から排水溝全体を覆うように当てて、ぐっと押してください。もし、この時に浴室の方の排水溝からゴポっつと音がする場合は、先ほども説明したように2つの排水溝が1つにつながっているということになります。 どちらかに集中してつまりが生じている場合がありますので、2箇所を交互の圧力をかけていきましょう。スッポン(ラバーカップ)のコツは、より真空状態に近づけること。隙間があると、その分圧力も弱まりますので、水を張って密着させるとやりやすいです。 つまりが解消されると双方からの異音も無くなり、水もスムーズに流れるでしょう。水の流れを確認したら、仕上げに薬品洗浄にてつまりを溶かして終了です。最近お風呂の流れが悪いなと感じた時、ぜひ行ってみてください。 水に溶けない小さな異物をお風呂の排水溝に流してしまった時は? ラバーカップより強力な「真空式パイプクリーナー」を使って排水溝つまりを解消させる 掃除中など、うっかりお風呂の排水溝に小さなキャップなどを落としてしまった経験はありませんか?そのまま放置するとどんどん悪化するので、落下物に気づいた時はその時に対処しましょう。 そんな時に便利なアイテムが「真空式パイプクリーナー」。このアイテムは仕組みはスッポン(ラバーカップ)と一緒ですが、何が違うかというとその圧力!真空式というだけあって、その吸引力はスッポン(ラバーカップ)の比じゃないです。 掃除道具のキャップやおもちゃなど、小さいものであれば吸引できることもあるので、ラバーカップと真空式パイプクリーナーの購入を迷った時は、このメリットも頭に置いておいてください。 手順① 基本の使い方はラバーカップと一緒!プラス「ハンドルを引く」動作を行う スッポン(ラバーカップ)と一緒で、真空式パイプクリーナーも押したり引いたりして圧力をかけていき、排水溝内のつまりを貫通させて解消させるものです。 もう一つできることが、「吸引作業」。小さくて軽いキャップのような物であれば、真空式パイプクリーナーの吸引力で引き上げることが可能です。 こういう時は、まず浴槽の排水溝からアプローチしていきます。ここで1つ注意点。それは押す作業を行わないことです。 ラバーカップなどは押したり引いたりしてつまりを解消させる道具ですが、落下物の場合押す作業を行うと、更に奥に入り込んで取り出せなくなる可能性があります。 カップを排水溝に当てたら、ハンドルを持ってゆっくりと引き上げてください。この一方通行の引く作業を数度繰り返していきましょう。 手順② 浴室側の排水溝には真空式パイプクリーナーの「ハンドルを押す」 お風呂の浴槽にて吸引作業を行っても異物が出てこないこともあります。ですがまだ慌てる必要はありません。この場合、次はお風呂の浴室側の排水溝にアプローチしていきます。そして、今度は先ほどと違って押す作業を一方通行に行っていきます。 まずは、真空式パイプクリーナーのハンドルを引き切っておきましょう。浴室側の排水溝にカップを覆いかぶせて塞いだら、ハンドルを押してください。力が必要になりますので、無理しないように。 ハンドルを押し切ったら一度カップを外して、数度この押す作業を繰り返しましょう。この一方通行の押す作業を繰り返すことによって、どんどん異物が浴槽側の排水溝に押されていき取り出せるようになるのです。 ※この作業は浴槽と浴室の排水溝がつながっている場合に有効でありますが、必ずしもこの作業で異物を取り出せるとは限りません。 無理やり行うと排水管を傷つけることもあるので、取り出せそうにないのであれば水道修理業者にお願いしましょう。 昔ながらの在来工法風呂(造作風呂)の排水溝つまりを解消させる技 ユニットバスの排水溝つまりに関しては完璧ですね。それでは次は、造作風呂の排水溝つまりの解消法について解説していきます。今ではだいぶ減ってきている造作風呂ですが、作業は至って単純です。 「椀トラップ」と呼ばれる排水溝にはめられている部品を外して掃除を行う ユニットバスはほとんどの場合筒上の排水トラップが取り付けられていますが、在来工法の造作風呂は「椀トラップ」が取り付けられています。排水溝の目皿を取ったら、すぐにこの「椀トラップ」が見えるはずです。 お椀型のトラップは、とてもシンプルな構造となっており、ヘアキャッチャーなどの便利なアイテムがありません。その分掃除は楽になりますが、髪の毛などが排水溝に流れやすくなるので、頻繁に除去作業を行わないとすぐにつまってしまいます。 現在は便利な筒トラップが主流となっており、数も減ってきましたが「椀トラップ」タイプの排水溝つまりの解消法を説明しましょう。 手順① お風呂の排水溝に溜まっている髪の毛を引っ張り上げる まずは目皿を外します。昔から使用されているのであればほとんどの椀トラップは鉄製だと思われます。錆ついて外しづらい場合もあるので気を付けてください。つまみを持って上に引き上げれば簡単に取り外し可能です。 手順② お風呂の排水溝に溜まっている髪の毛を引っ張り上げる 椀トラップの下にはすぐに排水溝の穴が見えると思います。髪の毛などはその穴の水たまり部分に流れていますので、くるっと一周させて髪の毛の塊をごっそりと取り除きましょう。 長年放置しているのであればかなり溜まっているかもしれません。根気よくやりましょう。 手順③ きれいに清掃した椀トラップの後、排水口に薬品洗浄剤を入れる 次に、取り外した椀トラップの清掃を行いましょう。在来工芸の造作風呂は、椀トラップが鉄製の物が多いので、汚れをこすり落とす場合はスポンジではすぐにボロボロになるでしょう。 この場合は、たわしなどの固い素材の物が向いています。造作風呂はタイル張りのお風呂なので、ついでに床や壁の清掃にも使えます。 経年劣化している椀トラップの場合、破損の恐れもあるので長年使用している物であれば交換も視野に入れておきましょう。 椀トラップをきれいにした後は薬品洗浄も行っておきましょう。もし排水溝につまりの症状が見られるのであれば、ウォーターハンマー(水撃)作業も行ってみましょう。 最近建てられた戸建てやマンションであれば、ほぼ確実にユニットバスが設置されているでしょうが、昔からある民家などのお風呂は在来工芸の造作風呂である可能性が高いです。 排水つまりの解消についてお伝えしてきましたが、このお風呂の場合は屋外にある排水マスのつまりが原因である可能性も考えられます。屋外排水マスのつまりについては、また別の機会に説明しますね。 もし気になるようであれば、無料で点検してくれる水道修理業者に頼んでみるという手もあります。 3点ユニットの排水溝から汚物が溢れだす場合 ユニットバスには1点、2点、3点ユニットと種類が分かれています。一般的なお風呂は独立している1点。洗面台とセットになっているお風呂は2点。ホテルなどで見られる3点ユニットはトイレも一緒になっているお風呂です。 この3点ユニットが厄介なのが、排水溝から汚物が溢れだす危険を伴っています。それは、トイレの汚水管とお風呂の排水管がつながっていることによって起きるので、このような事態を防ぐためにも、定期的に屋外排水マスの点検や修理を行っておきましょう。 洗面台で生じた排水つまりを自分で解消させる方法を伝授 これまで、排水溝に重要な「排水トラップ」について説明してきました。防臭効果がある筒状のトラップや、簡単な構造の椀トラップなど水を張ることによって機能します。 しかし、洗面台の排水溝にはこのような排水トラップはありません。洗面台の排水口はただの穴であり、水などがダイレクトに排水溝へと流れこみます。 それだとどうやって防臭などをすればいいのかと疑問に思う方もいるでしょう。洗面台の排水溝には、「管トラップ」という機能が排水パイプに備えられています。 まずは必要な道具を揃えよう!洗面所の排水溝つまりに必要なものは? キッチン、お風呂の排水溝つまりは攻略できました。さて、次は洗面台の排水つまりについて説明していきましょう。基本的にはこれまで説明してきたようなキッチンやお風呂の排水溝つまりの時と同じ作業になりますが、少し違う部分もあります。 これまで色々な場所で使ってきたスッポン(ラバーカップ)ですが、洗面台の排水溝には使用しません。何故使用しないかと言うと、「吸引力」に問題があるからです。 排水つまりを解消させるスッポン(ラバーカップ)で重要なことは、いかに圧力をかけられるかどうか。しかし、洗面台の排水溝は狭く小さいため、大きいスッポン(ラバーカップ)では変に隙間ができたり、逆に小さいスッポン(ラバーカップ)ではつまりを解消させるほどの吸引力が得られないので、洗面台には向いていません。 そこで、洗面台の排水溝つまりにおススメの商品をご紹介します。 つまりに万能なおススメ商品「真空式パイプクリーナー」 ハンドルが付いている真空式パイプクリーナー。スッポン(ラバーカップ)よりもより圧力をかけることができる便利なつまり解消アイテムです。 洗面台のつまり専用に作られたワイヤーが短いタイプの商品 つまりを解消させるためのワイヤーはこれまでもご紹介してきましたが、洗面台専用のワイヤーがあります。特徴はワイヤーの短さ。洗面所の構造に合わせた長さなので、安心して使用できます。 市販より強力なプロ仕様の薬品洗浄剤 パイプユニッシュなどドラッグストアで購入できる薬品洗浄ももちろん効果はありますが、より強力な業務用のピーピースルーがおススメ商品です。長年放置した頑固なつまりなどにはこちらを使ってみてください。 吸引力抜群の真空式パイプクリーナーを使って洗面台の排水溝つまりを解消させる 洗面所の排水溝つまりには、どうしてスッポン(ラバーカップ)よりも真空式パイプクリーナーが良いのでしょうか。 それは、洗面所で使用されている排水管の構造に関係があります。排水溝つまりに必要となる「吸引力」ですが、それならばスッポン(ラバーカップ)でも良いのではと思いますよね。しかし、洗面所の排水溝ではスッポンの大きさが合わず、つまりを解消させるほどの吸引力が得られないのです。 洗面所の排水管は、お風呂やキッチンと違って「管トラップ」が一般的に採用されています。「筒トラップ」と違い、「管トラップ」はアルファベットのS字の形状となっており、継ぎ目があるのが特徴です。 この場合、スッポン(ラバーカップ)を使って加圧すると、継ぎ目から水漏れが起きる危険が考えられます。その点「吸引」させる真空式パイプクリーナーは、内部圧力がかからないようになっているので、この継ぎ目からの水漏れの心配がありません。 このように、排水管の構造によって使用する道具が変わってくるので注意が必要です。 手順① ここがポイント!洗面ボウルにある穴を塞ぎましょう ご自宅の洗面台を見てください。洗面ボウルに横に広がった穴が空いていると思います。この穴、何のためにあるか分かりますか? この穴は、オーバーフロー防止孔と言って、溜まりすぎた水が溢れあにように水の抜け道となっています。排水溝とつながっているので、まずはこの穴を塞いでいきましょう。 手順② 横穴を塞ぐためにテープを張る 洗面器の横穴「オーバーフロー管」をテープで塞ぎましょう。この作業によって、吸引した時も空気が逃げることがありませんので、つまりが生じている箇所により吸引作用が働きます。 スッポン(ラバーカップ)では逆に圧力をかけてしまうため、このテープが剥がれてしまいます。しかし、真空式パイプクリーナーは吸引するので剥がれにくいので、安心して作業ができます。 とは言え、粘着力の弱いテープですと作業中に剥がれてしまうので、なるべく粘着力のあるテープを使用しましょう。 手順③ 真空式パイプクリーナーを使って排水溝を強く吸引 テープでしっかりと穴を塞いだら、いよいよ真空式パイプクリーナーの出番です。まず、洗面台の排水口にカップを押し当てます。円筒(シリンダー)部分をしっかりと握って、更に強く押し付けましょう。 力が要りますが、ハンドルをギューッと引き上げてください。最後まで引き切ったら、カップを排水口から離しましょう。 また、引き上げてハンドルを押して元の位置に戻し、先ほどの作業を数回繰り返してください。排水口に当てたままハンドルを押すと、圧力がかかってしまうので、離してから引く作業を繰り返しましょう。次第につまりが解消されだし、水がスムーズに流れだすはずです。 手順④ プロ仕様の強力な薬品洗浄剤を入れる つまりが解消されたら、仕上げに薬品洗浄を行いましょう。使用するのは、業務用の粉上のピーピースルーや液体のピーピースカットでも良いですし、パイプユニッシュなどドラッグストアですぐに購入できる洗浄液でもかまいません。 より効果を得るにはやはり業務用がおススメです。使用する薬品の使用方法に従って、薬品を入れたらしばらく時間をおきます。その後洗い流す時は、しっかりと流したいので1分ほど多めのお湯か水を流しましょう。 また、薬品洗浄は定期的に行うとつまりの防止にも繋がるのでおススメです。 洗面台専用のワイヤーを使って排水溝つまりを解消させる方法 つまりを解消するために、ワイヤーを使用する方法があります。この場合、洗面台専用に短く作られたワイヤーを使用しましょう。その前にチェックするべきことが、排水管の形状です。 排水管には「筒トラップ」と「管トラップ」があり、「管トラップ」はS字に湾曲している構造です。 この「管トラップ」の下に水抜き栓が付いている場合、ワイヤーを使用してもS字に湾曲した部分に引っかかってしまい、無理やり通そうとしてもワイヤーが折れてしまうこともあります。 ワイヤーを使用することで、排水管にへばりついたつまりに対しダイレクトにアプローチできますが、「管トラップ」の構造の場合は、真空式パイプクリーナーが有効です。 ちなみに、ワイヤーを使ってつまりを解消させる場合、テープでオーバーフロー孔を防ぐ必要はありません。 手順① 排水溝のつまりに直接ワイヤーを当てて汚れをこそぎ取るイメージで ワイヤーと真空式パイプクリーナーの違いは、つまりを解消させる方法が「直接的」か「間接的」です。 つまりを吸引して引き剥がす真空式パイプクリーナと異なり、ワイヤーはつまりを貫通させて剥がす仕様になっており、しっかりとワイヤーを通すことさえ出来れば、吸引するよりもよりつまりの原因物質を剥がしやすくなっています。 ただし、ワイヤーが通らないからと無理に押し込むとワイヤーが折れて異物つまりに繋がる可能性があるので、その点は注意が必要です。 手順② ワイヤーを出し入れする時は水を流しながら行うこと 洗面台専用のワイヤーは、ワイヤー部分と持ち手部分があります。持ち手をねじりながら、排水口にワイヤーの先端から徐々に通していきましょう。 なるべく深く入ったら、つまりに当てるようにねじったり、上下に動かしたりしてつまりを引きはがすイメージで作業を行います。ワイヤーの先端はスプリング状になっている物などよりつまりを解消しやすい形状の物もあるので、購入する時にご検討ください。 作業をする時は、水もしくはお湯を流しながら行いましょう。つまりが解消しだすと徐々に水の流れも良くなるはずです。 手順③ プロ仕様の強力な薬品洗浄剤を入れる 洗面所でも、仕上げに薬品洗浄を行いましょう。パイプユニッシュでもピーピースルーFなどの業務用でもかまいません。ピーピースルーFを仕様する場合は、先にお湯で薬剤を溶かして、排水溝に向けて流し入れましょう。 薬品洗浄の場合、薬品を投入してからしばらく置いてから、水やお湯できれいに流すとより効果が得られます。 洗面台に小さな金属(ピアスなどのアクセサリー)を落としてしまった時は 皆さんのご自宅では、洗面台の排水口にネットやヘアキャッチャーを取り付けていますか?普段は取り付けているとしても、外れている時に限ってイヤリングやピアス、指輪などのアクセサリーや洗剤などのフタを落としてしまった経験はありませんか? 洗面所の排水管がS字の「管トラップ」の場合でしたら、このような落下物を救出することが可能です。条件は、「管トラップ」の素材がプラスチック製(塩化ビニール製)であること、水抜き栓が取り付けられていること。 異物を落下させた時、水を流すとせっかくS字部分で引っかかっていた物が更に奥に流れることになるので、物を落とした時はすぐに水を止めてください。 自分でやってみよう!洗面台の排水パイプが塩ビパイプの場合 お伝えした通り、洗面台の排水管が塩ビパイプの場合は、自分で落下した異物を取り出すことが可能です。順を追って説明しますので、まずはすぐに水を止めてください。 手順① まずは下準備から。バケツをS字になっているパイプの下に配置して水漏れ回避 では、異物を取り出すための下準備をしていきましょう。洗面所の扉を開けると、掃除道具などが収納されていると思いますので、まずはそれを外に出して、バケツを排水管の真下に置いてください。 こうすることにより、作業中に水が漏れても洗面台の床などに影響することがありません。 物を落とした時点ですぐに水の使用を止めてください。S字部分に落下物を留めておきましょう。また、作業を行う前に必ず止水栓を閉めてください。 湾曲している部分に水抜き栓が取り付けられていると思いますので、この栓を回して開けましょう。 手順② S字部分にひっかかかったアクセサリーを少しの水と一緒に救出 S字になっている排水管の水抜き栓は、左回り(下から見て)に回すと外れます。水抜き栓を外すと、湾曲した部分に溜まった少しの水と一緒にアクセサリーなどの落下物も一緒に救出できるでしょう。洗面所の床下などが汚れないよう、バケツなどを置いてから作業します。 無事救出成功! バケツを見ると、落下してしまったイヤリングやピアス、指輪などが無事救出されているかと思います。少しの水が出てくるので、そこは注意してください。 全てバケツや洗面器でキャッチしましょう。排水管の中の落下物を全て回収できたのを確認したら、水抜き栓を元に戻しましょう。 水抜き栓は、外す時と逆の右回り(下から見て)で取り付けましょう。しっかりはめておかないと水漏れの原因になるので慎重に。仕上げに少し水を出して、湾曲した部分に溜まるようにしましょう。 自宅だったら、このようにすぐに水を止めてから落下物を救出させることができますが、ショッピングモールや公共施設など不特定多数の人がかわるがわる使用する場所では、すぐにこのような対応を取るのは難しいかと思います。 落下物は水を流すとそのまま流れてしまう恐れがあるので、すぐに店員さんなどを呼んで「使用禁止」などの張り紙を張ってもらいましょう。大切なアクセサリなど、せっかく救出できるならしたいですよね。このように、洗面台に何か落としてしまった時は、慌てずに対処していきましょう。 洗濯機の排水溝で生じたつまりを解消させるために行う方法を詳しく解説 お風呂やキッチンの排水溝はよく目にする場所にあるしお手入れもしやすいと思います。では皆さん、洗濯機の排水溝はどうでしょうか。 洗濯機の排水溝は、多くの場合洗濯機の下に隠れているでしょう。そうすると、わざわざ重い洗濯機を動かして、排水溝の掃除をしなければなりません。現在人気の商品であるドラム式の洗濯機は、縦型の平均重量が50.2kgに対し、平均重量77.7kgとかなり重たくなっております。 成人男性でも1人で動かすのに苦労するレベルの重さですし、まして女性では掃除をしたくても動かせないでしょう。こういう理由から、洗濯機の排水溝つまりを解消させるのは少し骨が折れるのです。 もちろん、プロの修理業者に頼むのが一番早いのですが、排水溝の掃除をする度に業者を呼ぶわけにもいきませんよね。なので、業者にお願いしなくても洗濯機を動かせたと想定して、洗濯機の排水溝つまりを解消させる方法を詳しく解説していきます。 慎重に洗濯機を移動させる 多くの家の場合、洗濯機を置くための専用スペースがあると思います。洗濯機を設置すると、その真下に排水溝があるので移動させましょう。 手順① 慎重に洗濯機を移動させる ドラム式は非常に重たいので、何人か手伝ってくれる人がいると良いです。無理して腰などを痛めないように。最近では、洗濯機をキャスターに乗せることで楽に移動させることができる商品が販売されています。お引越しをする時は、入居する洗濯置き場のサイズを測っておくと良いでしょう。 洗濯置き場のことを「防水パン」と言いますが、排水溝はこの中に配置されている場合と、外の床に配置されている場合があります。とにかく、排水溝が目に見えない位置にあると作業ができませんので、排水溝が見える位置に洗濯機を移動させましょう。 手順② 洗濯機本体に接続されている給水ホースを取り外す 水漏れしないように、まずは洗濯機の単水栓を閉めてください。家全体の止水栓も閉めましょう。まずは排水溝の前に、単水栓と洗濯機本体を繋いでいる給水ホースを外します。給水ホースを外す時は、必ず洗濯機本体の方から外しましょう。 ネジで取り付けられている場合はネジを外し、つまみがある場合はつまみを回すと簡単に外れるでしょう。次に、単水栓側の給水ホースを外します。この順番を守ることで、水が噴出するのを防ぐことができます。単水栓側のホースは、移動の邪魔にならなければそのままでも大丈夫です。 手順③ 洗濯機と排水溝に接続されている給水ホースを取り外す 洗濯機を移動させたら、今度は排水溝のホースを取り外します。洗濯機の排水ホースは、ホースバンドで差し込まれているだけなので、ホースの根元を持って引き抜くと外れます。 排水ホースが取り外せたら、作業の邪魔にならないように他の場所に置きましょう。これでつまりを解消させるための清掃準備はOKです。 洗濯機の排水溝を分解しよう 洗濯機を移動させ、給水ホースや排水ホースが取り外せたら、いよいよ排水溝の分解作業です。排水溝の分解作業を行うことで、つまりの解消につながるのでぜひお試しください。 手順① 排水目皿を外す 排水ホースを引き抜くとすぐに外れたと思います。そうしましたら、次は排水目皿を取り外します。排水目皿は上から被せているだけの単純なタイプでしたら、持ち上げるだけで外せます。 もう一つ、回転させて外すタイプがあります。この場合は、目皿を左に回すと外れるので、回してみてください。 手順② 目皿下にある筒上のトラップを分解する 目皿を取り外したら、次は排水トラップを分解します。洗濯機の筒トラップには4つのツメが対角線上にあるので、そのツメを持って回すと取り外せるようになっています。 手順③ 筒状のトラップ(筒トラップ)を左回りに回して取り外す 排水トラップのツメをつかんだら、左回りに回してください。左に回していくと、ある程度の場所でカコっと音がするはずです。そうすると、固定されていた排水トラップが外れたという合図。 また、別のタイプの排水トラップは、ネジのようにクルクル回転させると次第に外せるタイプがあります。皆さんが使用されている排水トラップのタイプに合わせて取り外し作業を行いましょう。 手順④ 中心部分を持って引っ張り上げる 目皿→筒トラップを取り外したら、その下にある水受けカップも外しましょう。フチを持って持ち上げれば簡単に外れると思います。 ただ、この水受けカップには汚れが付着していることが多いので、長年清掃などをしていなかった場合は、飛び散らないように気を付けてください。 手順⑤ 取り外した部品をきれいに洗浄する 全ての部品を取り外したら、それぞれの部品を綺麗に洗浄していきましょう。目皿、筒トラップ、水受けカップ、パッキンなどがついている場合はその4つを歯ブラシやお風呂の洗剤などを使ってこすり洗いをしていきます。 ぬめりなどきれいに洗い流すことによって異臭なども取り除けるでしょう。力を入れすぎると、各部品を破損させてしまうことがあるので適度な力で行います。 頑固な汚れが付着している場合は、水に溶かした薬品にしばらく付けておくのも良いです。 手順⑥ 部品を取り外した状態で排水溝の中をきれいに清掃 排水溝の中をきれいにしていきましょう。手で探ってみて、埃や髪の毛の塊がある場合は最初にごっそりと取り除いていてください。パイプユニッシュや強力カビハイターなど洗濯機の排水溝にも使えるような薬品洗剤を使うとより効果的です。 ここに汚れがつまったままだと排水がうまくいかず、更に衣服の埃などが付着してつまりの原因となりますので、しっかりと清掃してください。細かいヌメリやヘドロなどは、バケツの水などを使って排水管に流しましょう。 最後の仕上げ!分解した排水溝を元通りに設置 いよいよ仕上げです。排水溝・各部品を綺麗に清掃し終わったら、部品を元通りに設置し直します。 手順① 最後に取り外した水受けカップから設置 一番最初に取り付ける部品は、分解の時最後に取り外した水受けカップです。排水溝の穴に沿って、水受けカップをそのままはめ込みます。被せるだけですのでとても簡単。取り外した時、順番が分からなくならないように取り外した順に置いておくと良いでしょう。 手順② 中心部分を持って筒状のトラップを設置 水受けカップの後は、中心に排水ホース用の接続ソケットを取り付けます。こちらも水受けカップと同様真ん中にそのまま置けばOKです。凹凸している部分を下にして設置してください。 手順③ 筒状のトラップ(筒トラップ)を今度は右回りに回して固定させる 2番目に取り外した筒状のトラップ(筒トラップ)を被せていきましょう。今度は被せるだけではなく、ちょっとしたコツがいります。 4つのツメが付いた筒トラップを上からはめたら、取り外す時とは反対に右へ回してしっかりと固定させましょう。回していくと、締め付けられることによって動かなくなるはずです。 手順④ 排水目皿を取り付ける 筒トラップまで取り付けが終わったら、排水目皿を取り付けます。上から被せて完了です。 手順⑤ 排水溝と排水ホースをつなげる(L字ソケットがある場合も同様) 次に、排水溝と洗濯機の排水ホースをつなげていきましょう。ご自宅で使用されている排水ホースがL字ソケットタイプであれば、ホースバンドが一緒に付いていると思います。 排水溝に排水ホースを差し込んだら、ホースバンドで留めましょう。ホースバンドの留めが緩いと、洗濯機を使用している最中に水圧で排水ホースが外れてしまう場合があるので、ホースバンドはしっかりと留めてください。ホースバンドはビニール製や針金製のものがあります。どちらにしても固定はしっかり! 手順⑥ 作業のために移動させた洗濯機をもとの位置に設置しなおす 排水ホースを取り付けたら、移動させた洗濯機と防水パンに再び設置しなおします。重たいので気を付けて行ってください。洗濯機を元通りに設置したら、最後に給水ホースと電源コードを取り付けて排水溝のつまり解消作業は完了です。 なかなか重労働な作業ですが、半年に1回にくらいを目安にこの作業を行うと、長く安心して洗濯機を使用することができるでしょう。せっかく洗濯機を移動させて行うので、このタイミングでおススメなのが、洗濯機のかさ上げです。 インターネットなどでも購入できる4つのブロックがありますので、洗濯機の四隅に設置してから洗濯機を置きます。こうすることにより防水パンと洗濯機の隙間が広がり、定期的な清掃などがしやすくなります。 更におススメなのが、キャスター付きの置台です。この台を使用すれば、一番大変な作業である洗濯機の移動が簡単に行えます。定期的に清掃することによって、洗濯機が急に使えなくなるなんてトラブルを防ぐことができるので、ご興味があればぜひ購入してみてください。 ただし、安価な商品だと洗濯機の振動が大きくなり洗濯機自体が壊れる可能性もあるので、購入の際は注意しましょう。 水張りを行って作業終了 無事設置が完了したら、忘れずに「水張り」作業を行ってください。あまり聞いたことがないかもしれませんが、この水張り作業を行わないと、せっかく洗濯機の排水つまりを解消させたのに悪臭がするようになってしまうことがあります。 排水溝には必ず、防臭機能が備わっているのですが、排水溝に水が張っていないとこの機能が果たせません。コップ1杯の少量の水でかまいませんので、防水パンのヘリから水を流しましょう。 洗濯機の排水溝におススメな薬品はお湯で溶かしたピーピースルー とはいえ、やはり洗濯機を動かして清掃作業を行うのは億劫ですよね。掃除というのは簡単でないとなかなか手が出なくなるものです。 そこで、最も簡単な方法をお教えしましょう。一度移動させてつまりをきれいに取り除いた後であれば、数か月はこの方法でも効果はバッチリです。 まずバケツにお湯を用意して、その中にピーピースルーの薬剤を溶かします。その次に、水張りと同様防水パンのヘリからお湯に溶かした薬品を流し入れれば完了です。お湯の量はバケツ1杯くらいで良いでしょう。 この方法であれば、気が向いたときにすぐに行えると思います。洗濯機は高価な家電製品ですので、つまりが原因で故障に繋がると家計に響くでしょう。そのようなことがないように、半年に1回は排水溝のメンテナンスをすることをおススメします。 排水溝で生じたトラブルに関する修理サービス内容 トイレのつまりの症状例 ・トイレの排水管に流してしまったおもちゃを取ってほしい ・朝起きたら急にトイレの流れが悪くなった ・トイレの水を節約していたらトイレがつまりやすくなった など キッチンのつまりの症状例 ・キッチンの排水管・排水溝のつまりが原因で水の流れが悪くなった ・キッチンから外に繋がる排水マスがつまり水はけが悪くなった ・飲食店の厨房で油汚れを流していたらつまりやすくなった など ユニットバス・お風呂のつまりの症状例 ・お風呂の浴室側の水がなかなか流れてくれない ・三点ユニットバスでつまりが生じた ・お風呂の排水溝から水が溢れだした など 洗面台のつまりトラブルの症状例 ・掃除用の歯ブラシを排水溝内に落としてしまった ・洗面所の排水溝から嫌なニオイがする ・洗面ボウルに水が溜まり流れるまで時間がかかる 洗濯機のつまりトラブルの症状例 ・洗濯機の排水がうまくされなくなった ・洗濯機の排水溝から逆流して水漏れがおきた など 屋外排水マスのつまりトラブルの症状例 ・家の外の排水マスから汚水が溢れている ・屋外排水マスの木の根っこがつまり水が排水されない ・屋外排水マスのつまり解消のために高圧洗浄したい など 下水管・排水管のつまりトラブルの症状例 ・小さな異物(アクセサリー)などを落としてから水が流れにくい ・薬品洗浄をしてもなかなかつまりが解消されない など 排水溝から水が逆流してくるトラブルの症状例 ・キッチンの排水溝から水が逆流してくる ・ユニットバスの排水溝から汚水が溢れだす など 排水溝から嫌なにおいが漂うトラブル ・お風呂のバスタブから変なニオイがする ・家全体の排水溝から悪臭がする など 出張見積もり無料(対応エリア内) 水まわりのトラブルはトイレやお風呂のつまりだけではありません。キッチン下の排水管からの水漏れや、屋外の水道管が破損したなどあらゆるトラブルが付き物です。修理をお願いしたくても、いくらかかるか金額面など不安に思うでしょう。料金については、実際に見てみないと判断が付かないので電話で聞いても明確な返答はできません。そこで大切なのが、出張・お見積り・点検無料であること。水まわりの救急24では、皆様のご自宅に伺ってお見積りを無料で提示いたします。そこでお客様に判断していただければと思いますので、急な水まわりのトラブルの際はぜひご利用ください。   水まわりの救急24が皆さまに安心して利用される7つの理由 安心理由① 出張・点検・お見積りが無料! 水道修理業者を呼ぶときに、まず気になるのが料金についてだと思います。水まわりの救急24は、皆さまのご自宅や職場にて現場を見させていただく際の出張・点検・お見積りが無料となっております。水漏れやつまりなどの水まわりで起きたトラブルを、しっかりと点検して詳しい作業内容をお客さまに説明し、お見積り料金も分かりやすく提示させていただいております。すぐに作業を開始するわけでなく、お客様の承諾を得てからになりますので作業前に費用がかかることは一切ありません。他社と比較して、作業内容やお見積り費用に納得されなければ、キャンセルも無料で受け付けていますので、どうぞご安心ください。 安心理由② いつでも駆け付けられるよう365日年中無休で稼働 蛇口や排水管の水漏れ、つまりなどの水まわりのトラブルはいつどこで起きるか分かりません。軽度であればすぐに対応しなくてもある程度大丈夫ですが、水道管の破損などはすぐに対応してほしいもの。水まわりの救急24は、そのような急なトラブルでも迅速に対応できるよう、365日休まず稼働しております。お電話での受付は24時間対応してますので、より安心してご利用いただいております。 安心理由③ 即日対応可能!現場への到着時間は最短30分~ 急な水まわりのトラブル、お客さまの都合上すぐにでも作業をしてほしいご要望にお答えするため、水まわりの救急24では、即日対応可能となっております。緊急時にもすぐに対応できるように、現場まで最短30分~の到着を心がけております。 安心理由④ 分かりやすく安心できる料金設定 水まわりのトラブルで不安なことは、修理にかかる費用がどのくらいかだと思います。水まわりの救急24が安心して利用できるその①は出張・点検・お見積りが無料なこと。そして、施工費用は「全国統一料金」であることです。ご不明な点があれば、作業スタッフが丁寧に説明いたしますので、お尋ねください。 安心理由⑤ 信頼第一!多数の店舗や企業と契約 作業を行う上で大切なことは信頼を得ること。水まわりの救急24は迅速・丁寧・安心をモットーに個人のみならず多くの店舗や企業から契約をいただいております。職場やオフィスなどにも対応可能ですので、ぜひご相談ください。 安心理由⑥ ご訪問の際は清潔な制服と新品の靴下で お客さまのご自宅や職場を訪問する際、スタッフはクリーニング済みの制服を着用し、現場ごとに新品の靴下に履き替えることを徹底しております。作業に使う工具、機材も作業後にしっかりと清掃しており、清潔面においても水まわりの救急24は安心してご利用いただいております。 安心理由⑦ 迅速に対応できるよう各地域に密着して稼働 水まわりのトラブルはなるべく早く解決したいもの。そんなお客さまのご要望に全力でお応えするため、全国各地にスタッフを配置して、地域密着で稼働しております。お客さまのご自宅に一番近くにいるスタッフを向かわせますので、急な水まわりのトラブルでもどうぞご安心ください。  

水道工事は自分で可能?水道工事業者に修理を頼むと費用や相場などの疑問を解消!

水道工事は自分で可能?水道工事業者に修理を頼むと費用や相場などの疑問を解消! 皆さまのご自宅にて「水漏れ」のトラブルが発生して困った経験をされた方はいませんか?「屋外の排水管から水がポタポタと垂れてくる」「トイレタンク内の水がなかなか溜まらない」「今月の水道代がすごく高かった」など、水漏れにはあらゆる原因が考えられます。 水漏れを解消させるのにどのような方法があるでしょう。多くの方は水道修理業者に連絡することを考えたのではないでしょうか。もちろん、水漏れなどの修理はプロにお願いした方が一番安全だと思います。しかし、近年ではネットや動画に様々な修理方法を検索することが可能になりました。DIYを趣味にする人も増え、自分で水漏れの修理をやってみたいと思う人も増えていることでしょう。 ただ、いくら動画やネットで調べたからといって、全ての水漏れを修理できるかといえばそうではありません。水漏れが生じている場所や、原因によっては修理に時間がかかったり、そもそも素人の手では修理が難しいパターンもあります。人によっては、途中でめんどくさくなって中途半端にしてしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、そのまま水漏れを放置してもさらに悪化させるだけです。 では、どういう水漏れであれば自分でも修理が可能なのか、またどの程度の水漏れ症状であればプロの修理業者に頼む方が安全か、水漏れ工事を行う「場所」、また症状により「業者に頼むべきか判断ポイント」をお伝えします。 水漏れによるストレスを少しでも早く解消させるため、ご参考ください。 急な水漏れが起きた時まず何をする? 水漏れを発見したとき、まずはじめに何をすればよいか分かりますか?答えは「水漏れがどこから起きているかを確認する」です。水漏れが起きている場所を確認することによって、自分で直すことが出来るかどうかの判断材料にもなります。 自宅などで使用されている蛇口はどのくらいの期間使用していますか?もし10年以上使用し続けているのであれば、その蛇口からポタポタと水漏れが起きた場合考えられる原因は内部部品の経年劣化です。この場合であれば部品を交換することにより、水漏れを解消させることが可能です。 水漏れを発見した場合は、まず初めにやることがあります。それは、止水栓を閉めること。排水管の破損などによって、水が大量に漏れている場合どんどん家の中が水浸しになってしまいます。そうすると後々の掃除も大変ですし、マンションなどの集合住宅であれば他の方にも迷惑がかかる恐れがあります。急な水漏れでも焦ることがないよう、入居時などに前もって止水栓の場所を確認しておくことをおススメします。 止水栓の締め方ですが、大抵の場合時計回り(右回り)に回すと止水可能です。ドライバーなどの工具が必要な場合もありますので、あらかじめ準備しておきましょう。止水作業を行うときに、どこから水漏れが起きているか確認しながら行ってみてください。水漏れがどこから、どのように起きているか分かれば、それからの対処が変わってきます。 水漏れ箇所が分からない場合、または場所が分かっても自分ではどうしようもできない破損などが原因であれば、迷わず水道修理業者を呼んで水漏れの工事を依頼しましょう。プロの修理業者ですから、修理工事の経験も豊富ですし、わざわざ工具や部品を揃えるためにホームセンターなどに行かなくてもすぐに修理が可能です。自分で直せるか不安な方もぜひご利用ください。 どういう水漏れなら自分で解消できる? では、どういう水漏れ症状であれば自分で修理が可能なのでしょうか。水漏れ修理は、場所や症状によっては専門の業者でないと出来ない作業もあります。例えば給湯器。給湯器はガスや電気を使用しているため、素人が分解作業などを行うことによりガス漏れや感電の危険があるのです。また、共有スペースなどの水道管や配管なども業者や水道局に依頼すべき案件です。 個人で水漏れの修理が可能なものは、あくまで「簡単な作業」ということを覚えておきましょう。簡単な作業とは、例えばお風呂のシャワーヘッドからの水漏れです。こういう場合はご自身で品番や種類を調べて商品を購入すれば簡単にシャワーヘッドを交換することが出来るでしょう。 蛇口の水漏れに関しても、パッキンの交換や蛇口本体の交換であれば人によっては修理可能です。器用な人であれば、トイレの便座交換も個人で行う方もいらっしゃいます。ですが、簡単な作業といってもやはり危険は付き物。蛇口交換中に給水管を破損させたり、トイレ交換で割ってしまい更なる水漏れトラブルに発展ということも。修理業者に頼むべき水漏れか、自分でも直せる水漏れかを判断して、検討しましょう。 どのくらいの水漏れ症状であれば簡単に修理できるか、その方法は? 今は動画サイトやインターネットなどを利用して、自分でDIYや水漏れ修理を行うかたも多いと思います。特に動画などは手順なども分かりやすくて、意外と簡単なのではと試してみたくなりますよね。先ほどもお伝えしたとおり、内部部品(パッキンなど)の交換や蛇口本体の交換など、原因がはっきりしていて、軽微な作業であれば簡単に修理することができます。蛇口本体などもネットで安く購入できるので、水漏れ工事の費用を安く済ませたい方は試してみるのも良いと思います。 水漏れ修理に必要な工具も、マイナスドライバーやプラスドライバー、モンキーペンチなどは100円均一でも購入可能ですし、ホームセンターなどに行けば蛇口やパッキン、トイレ便座などの必要な部品や商品も手に入れることができます。 そこで注意が必要なのが、動画やネットなどに「簡単」「すぐできる」などの言葉を信用して、いざやってみると思いのほか修理工事に時間が掛かったり、購入した商品では取り付けられず買いなおすなど、逆に費用がかかるパターンもあるので気を付けてください。 動画やネットをみたり、いざ作業を開始してすぐに自分では無理かもと思った時は、すぐにプロの修理業者に連絡をしましょう。蛇口本体の交換であれば、プロの手にかかればすぐに対応可能です。時間の節約にもなりますので、即日対応してくれそうな水まわりの修理業者をチェックしておくといざという時安心です。 水漏れなどの水道修理にはどんな下準備が必要か知りたい 水道修理や工事にはどのような工具が使用されていると思いますか?市販では販売されていないような特集工具を想像される方もいるのではないでしょうか。もちろん、水まわりのリフォームなどであればそのような工具も出番があると思います。 しかし、蛇口交換などであれば皆さまも見たことがある形の工具で対応可能です。たとえば、止水栓を締めるために必要とされるであろうマイナスドライバー。DIYなどの趣味はなくてもお持ちの方は多いのではないでしょうか。その他にあると便利な工具は、これもホームセンターなどで手に入るモンキーレンチ。これは蛇口のナットやボルトなどの取り外しに便利な道具で、サイズも様々あります。1つ持っておくと便利でしょう。 ただし、急な水漏れですぐにでも直したいのに、全く道具の準備をしていなかった場合、急にこのような道具を買いに行く、または部品を調達しに行くとなると、その間にも水漏れが酷くなってしまう可能性があります。急を要するときなどは、プロの水道修理業者にご相談ください。プロ仕様の専用工具、各メーカーに対応出来るようあらゆる部品を備えているため、蛇口の水漏れにも即日対応可能です。水漏れの状態や皆さまのご都合に合わせて、正しい選択をしてください。 どのくらいの水漏れであれば放置しても大丈夫? 急な水漏れといっても、家に帰るとキッチンのシンクに数滴水が垂れている、たまに水道の蛇口から水がポタポタ垂れて音がするなど、比較的軽い症状であればすぐに水漏れの工事や修理が必要になるわけではありません。水漏れの症状が少ないのであれば、しばらく放置しても問題ないと言えるでしょう。 ただし、止水栓で水を止めなければ水浸しになるほど、排水管や破損した蛇口から水がドバドバと溢れるような水漏れ症状であれば、すぐに水道修理業者を呼んだ方が良いです。そのような水漏れ状態を放置すると、マンションなどであれば下の階の人にも迷惑がかかる恐れもあり、新たなトラブルに発展しかねません。 また、少しくらいの水漏れならしばらく放置しても大丈夫と思われますが、放置し続けるといずれは部品も劣化してひどい水漏れを引き起こすことになります。その前に簡単な作業であれば自分で修理をやってみるのも良いでしょう。手間暇をかける時間や余裕がなければ、プロの修理業者にお願いしてみてください。 水漏れがどの程度であれば修理業者を呼ぶべき? 少しくらいの水漏れでも、どこから水漏れが生じているか分からない、止水栓の場所がわからず、今も水漏れが止まらないなどの場合は、水道修理業者に連絡しましょう。自分で原因を探ろうと色々やっているうちに部品をなくしたり、破損させたりしてしまう恐れがあります。 水道修理業者に頼む際に、料金を気にする方も多いと思います。中には悪徳業者もいるので、気を付けてください。見積もりを頼んで、お客様が納得していないのにも関わらず作業を行って、高額な請求を受けたなどの被害に合われた方のお話もニュースなどで見かけます。きちんとした業者であれば、点検、相談を無料で行っており、お客様の了承を得ない限りすぐに作業を開始することは決してありません。安心できる業者にお願いして、少しでも早く水漏れに関するストレスを取り除きましょう。 自分ではどうしようもない水漏れで、いざ修理業者を呼んだとして、それまで水漏れをどうしようと慌てる方もいらっしゃると思います。水まわりに関しては各所に止水栓というものがあります。大抵の場合はドライバーを使用して止水栓を回すことで、その箇所の水を止めることが可能です。もし各所の止水栓の場所が分からない場合でも、家全体の水を止めるための止水栓があるのでご安心ください。その場所が分からない場合は、入居時などに管理人や地域の水道局に確認しておくことをおススメします。いつ起こるか分からない水漏れに備えて、準備しておきましょう。 修理業者に水漏れ修理を頼んだ場合の費用は? 水道修理に関して、業者に頼むと一体いくらかかるかなかなか相場が分からないと思います。良い業者を選ぶ大前提として、出張、見積もり、相談を無料で行えること。また、きちんと作業内容や費用についてしっかり説明をしてくれる業者を選びましょう。 費用の説明があり、お客様の承諾を得ていないのに作業を行う業者は、悪徳業者です。 また、料金についてですが、作業内容や水漏れの症状によって異なります。部品交換だけの場合や、本体交換、または大掛かりな工事を必要とするパターンもありますので、必ず作業を行う前に見積りをお願いしましょう。時間に余裕があるようであれば、他の業者との相見積もりを行って検討してみるのも良いと思います。自分でも直せそうなちょっとした水漏れなのに、高額な料金を請求された!などのトラブルを防ぐためにも、しっかりと水道の修理業者の情報を確認することが大切です。 水漏れの修理は色々な症状あり。無理と判断したらすぐに水道修理業者を呼ぼう! 水漏れを経験された方はわかるかと思いますが、あきらかにこの水漏れは自分では無理と思う場合があるでしょう。その場合は迷わず修理業者に連絡してください。ほとんどの業者が即日対応可能なことが多いので、急な水漏れにも安心です。 水漏れの修理に自信がある方でも、注意は必要です。工具などで怪我をする可能性もありますし、思ったより複雑な作業で、元にも戻せなくなったなどのトラブルに見舞われることがあります。また、汚水など衛生上の問題もありますし、無理に自分で行うより、安全・安心を考慮してプロの業者に任せるという手もあります。水まわりの修理に関する正しい知識を身につけて、正しい判断をしていきましょう。それではさっそく、どういう基準で水漏れを修理するのは自分か、それとも業者に頼むかの判断について説明していきます。 どういう水漏れであれば自分で修理できるか、業者に頼むときの水漏れはどのレベル? 業者を頼むべきか否か、その判断基準は大きく分けて5つのカテゴリーに分かれます。 1.水漏れが生じている場所/原因が分かるか 2.素人が修理をおこなっても良い水漏れ症状かどうか 3.実行しようとしている水漏れは修理が簡単かどうか 4.起きている水漏れの状態は修理するにあたって準備しやすいか 5.どのレベルであれば起きている水漏れを放置して大丈夫か 以上のポイントを踏まえて、ご自身の自宅や職場で起きる水漏れは業者に頼むレベルか、それとも自分で直せるレベルなのか選択していきましょう。 業者を呼ぶかチェックポイント1.水漏れが生じている場所/原因が分かるか 例えばトイレから水漏れが起きているとしましょう。その水漏れはどこから起きているか判断できますか?トイレのタンクの中、トイレと床の接地面、トイレ本体に繋がる給水管など、様々な箇所で水漏れが生じる可能性があります。 目に見える給水管やトイレの床で水漏れが起きている場合は、原因も分かりやすいかと思います。しかし、トイレのタンク内はどうでしょう。皆さんはトイレのタンクを開けることはありますか?中を開けると様々な部品が接続されているのが見えると思います。 トイレタンク内には、ボールタップ、ゴムフロート、オーバーフロー管、弁パッキン、レバー、クサリなど、名前だけ聞いてもよく分かりませんよね。 果たして、そのどれに水漏れの原因があるのか判別出来るでしょうか?プロならば簡単に判断できますが、初見の方などにはかなり難しいと思います。とりあえずそれぞれの部品を触っていて、ふとした拍子に外れたり、再び取り付けることが出来なくなると、トイレの使用が困難になります。レバーにつながるクサリが外れた場合は、トイレを流すことも出来なくなるのです。そこから自分で色々調べたり、工具や部品を購入するためにホームセンターに出かけたりすると時間がとてもかかってしまいますよね。しかも使用されているトイレのメーカーによって部品も異なりますし、数もさまざまでどれを選べばいいか迷ってしまうことも。 その他にも壁に埋まった排水管や給水管からの水漏れや、庭の排水マスなどからの水漏れだと、いよいよ素人では難しい作業になります。コンクリートを剥離したり、また元に戻すなどよっぽど日曜大工や工事に慣れている人でないと難しいですし、怪我などの危険も伴います。このように原因が分からない水漏れは、下手に手を出すと悪化させ、結局業者に頼んだところ初期症状よりも値段が高くなる可能性もあるので、とにかく原因が分からない場合は速やかにプロの修理業者を呼んだ方が良いと思います。 業者を呼ぶかチェックポイント2.素人が修理をおこなっても良い水漏れ症状かどうか では次に、水漏れの原因がはっきりした場合、どういう水漏れなら自分でも修理可能なのか判断が必要になってきます。水道蛇口の本体交換などは、「自分で出来る」ということもあり、ネットでもさまざまな商品がラインナップされています。最新の蛇口からシンプルな形のもの、部屋の雰囲気に合わせたおしゃれな形など、それはもうたくさんの蛇口が販売されているので、自分でやってみようと思う方もいると思います。 ただ忘れてはいけないことは、水道修理工事における「リスク」です。いくら簡単な修理だからと言って、修理に関する資格がない方が作業を行うのは基本的には厳禁とされており、水道修理に対する施工不良やトラブルを最小限にするために修理に関する資格を持った人間の点検が必要とされています。例外となるのが「蛇口の修理」などの簡単な作業ということを覚えておいてください。 では水道局や自治体からの指定を受けた水道工事業者が行う作業とはどういうものでしょう。自宅に新しく水栓を増設、そもそも管理区分が所有者ではなく水道局の管轄である配水管、などは資格を持った業者のみが修理、施工を行っても良いとされています。 水まわりの工事だけではありません。毎日の生活に欠かせないお湯を沸かすための給湯器も個人での修理は厳禁です。どうしてか説明していきます。それは、給湯器には「リスク」がたくさんあるからです。まずはお湯を沸かすために必要なガス。ご存じの通りガスは取り扱いに注意しなければなりません。もし知識もないまま給湯器を分解・修理をして施工不良があった時、ガス漏れが発生する危険があるのです。ガス漏れが発生すると有毒なガスを吸い一酸化炭素中毒を引き起こしたり、ガスに火が引火して火災や爆発の原因にも繋がります。修理工事関係なく、経年劣化などによってガス漏れが発生した場合は、慌てずにガスの元栓を締めてしっかりと換気をしましょう。ガスを吸ってしまいめまいなど体調不良が起きた場合はすぐに救急車を呼ぶか、病院を受診してください。 また、給湯器はガスだけでなく電気もかかわってきます。修理の経験がない方がむやみに触ると感電などの恐れがあるので、給湯器の取り扱いには十分気を付けてください。給湯器を購入したからと言って、本体をそのまま接続すれば大丈夫と思わないように。 ガスや電気の配線は資格を持った修理業者でないと大変危険です。中には自分でやったという方もいらっしゃると思いますが、危険を伴う行為なのでやはりプロの業者に頼んだ方がよいです。あくまで蛇口のパッキンなどの部品交換、蛇口本体の交換などの簡単な作業が、自分で出来る水まわりの修理作業だということを忘れないように。 業者を呼ぶかチェックポイント3.実行しようとしている水漏れは修理が簡単かどうか 業者を呼ぶ判断基準の3つめは、修理を行う本人が「これなら簡単」と思えるかどうか。とてもシンプルですよね。どういう作業なら簡単かどうかの判断は人それぞれだと思います。トイレの水漏れなら難しい、キッチンの蛇口交換なら簡単に出来そうなど。さらに、普段からDIYや日曜大工が趣味である人と、手先が不器用な人ではまた「簡単」と感じ方も違うでしょう。感覚が人それぞれ違うからこそ、自分で修理が可能か、それとも業者を呼んだ方が健全かの判断材料となるのです。 大前提として、修理に資格が必要な水漏れなどの作業の場合は、速やかに業者に依頼してください。ガス漏れや感電などの危険を伴う水漏れの場合も同様です。これまで説明してきたように、簡単な水漏れであれば、道具さえ一通り揃っていれば誰でも行うことが出来るでしょう。最近は動画やネットで検索すれば分かりやすく説明したものもあります。 ただ、ここで気を付けていただきたいことが、果たしてその動画やネットで作業を行った場合、スムーズに出来るか、時間はどのくらいかかるものかを把握してください。なぜなら、場合によっては業者に工事を依頼した方が時間も手間もかからないパターンもあるからです。 動画やネット上の説明では、作業や工事にどのくらい時間がかかるのか不明な点も多くあると思います。短い動画などは細かな部分はカットされているでしょうし、サイトによってはより簡単に見せている可能性もあるのです。動画の通りにやっていけば何とかなると思って作業を開始したところ、途中からよく分からなくなった、部品が違ったなどのトラブルに見舞われて、結局作業を中止したり、1日がかりで水漏れ修理を行う羽目に。たとえ修理を無事に終えたとしても、いざ止水栓を開いたら全然水漏れが解消出来てなかったなど、残念な結果になることもあります。 もちろん、経験のない方が水漏れ修理を行って失敗することは当然のことです。普段から慣れている方でもそのような失敗もあるでしょう。日頃時間があまり取れない、休みの日はゆっくり過ごしたい、手先に自信がないという方は、無理せず業者に頼んだ方が結果楽だったと思うかもしれません。 例えば、蛇口から水漏れが起きている場合、まず皆さんネットで「蛇口 水漏れ」などで検索をかけるとします。その検索結果に出てきた情報が、果たして皆さんのほしい情報に一致するでしょうか。蛇口には、単水栓やシングルレバー、ワンホールタイプ、ツーホールタイプ、台付きや壁付きなど、様々な種類があります。皆さんが今使用しているキッチンの蛇口はどれに当てはまるか分かりますか?まずはそこから調べていかなければ、ご自身で蛇口の交換を行うにも何を購入すれば良いのか判断できないでしょう。 その時点で、「難しい」か「簡単」か作業を行う方がどういう風に感じるかこそが、水漏れの修理工事を自分で行うか、それとも水道修理業者に依頼するかの判断材料となるのです。趣味として自分でやってみることもとても良いことだと思いますが、少しでも不安に感じた場合は一度水道修理業者に相談してみてはいかがでしょうか。結局直せなかった、修理中に配管を傷つけて更に水漏れが酷くなったなどのトラブルに発展しないように、慎重にご検討ください。 業者を呼ぶかチェックポイント4.起きている水漏れの状態は修理するにあたって準備しやすいか 水漏れが起きている場所が、水道蛇口だとしましょう。蛇口を修理するのに何が必要かわかりますか?修理工事に必要なもの、準備しなければならないものによっても、水道修理業者を呼ぶかどうかの判断基準になります。 まずは、工具。これがなければ始まりません。蛇口を分解するために取り外すための工具やボルトなどを締めるために使用する工具、マイナスドライバーなどはお持ちの方も多いと思いますが、モンキーレンチやシールテープなどは普段あまり使用する機会がないでしょう。まずは必要な工具を集めるところから始めていきます。 そして、次に必要なものが部品や本体製品です。単純に水漏れだけを直したいのであれば、その原因を突き止めて対応している部品を購入します。せっかくなら水漏れした蛇口を本体ごと交換したいと思うのであれば、使用されている蛇口と同じかもしくは設置可能な蛇口を購入しなければなりません。 ここで問題なのが、果たしてご自宅で使用されている蛇口がどのようなタイプか判断すること。先ほども言いましたが、蛇口には様々な種類がたくさん販売されています。屋外にあるような単水栓ならまだ分かりやすいと思いますが、よくお風呂場にある蛇口で説明していきましょう。使用されている蛇口はどこに接続されていますか?浴槽や平らな所に設置されているのであれば台付きタイプ、壁に設置されている蛇口であれば壁付タイプの蛇口です。 また、どこに設置されているかだけではなく、蛇口の型番もチェックが必要。お風呂場で使用されている蛇口で人気の商品はサーモスタッド式の蛇口です。この蛇口は蛇口についている目盛りを回すだけで温度調整が出来るので、温度変化が少なく節水効果もあるため人気となっています。その他、よく見られる蛇口は2ハンドル式の蛇口です。こちらはお湯と水のハンドルが分かれているタイプで、それぞれひねって温度調節をします。その他にもシングルレバー混合水栓やシャワータイプの蛇口など、いざ交換しようとしてもどれを選んでいいか迷ってしまうことでしょう。 お目当ての蛇口を探しにホームセンターに行ったものの、蛇口を長年使用していると商品が廃盤になっていることもあります。同じ品番であればスタッフの方も見つけやすいでしょうが、品番が少し違うと素人には本当にこの蛇口が対応可能なものか、判断が難しいと思います。購入していざ蛇口交換をした時に間違っているようなことがあれば、それこそ時間を無駄にしてしまいます。 対応可能な蛇口は部品を購入できたとしましょう。工具もバッチリ揃え、作業工程もきちんと把握していざ蛇口の取り外しを決行するとき、ここでも注意が必要になります。ご自宅の蛇口をどのくらい使用しているか把握していますか? 蛇口の寿命は10年ほどで、水漏れや不具合が起きない限り長い間使用し続ける方がほとんどだと思います。そこで問題になってくるのが、錆や経年劣化です。水まわりの天敵である錆が生じている蛇口は、工具を使用しても固着して取り外せないこともあります。無理に力をいれて作業を行うと怪我する危険もありますし、他の部分を破損させてしまう恐れもあります。水道修理業者では、あらゆる専用の工具を使用していますので安心して工事を行っており、一般の方が専用の工具を揃えようと思ってもなかなか準備することが難しいでしょう。 部品や本体、工具を色々買いそろえていたら思った以上に費用が掛かったという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?その点を踏まえて、準備に必要なものを揃える時に簡単に揃えられそうかどうかは、水道修理業者を呼ぶ判断材料となるわけです。 色々買い揃えてから、やっぱり業者にお願いすれば良かったと後悔しないためにも、この時点でしっかり判断しましょう。 業者を呼ぶかチェックポイント5.どのレベルであれば起きている水漏れを放置して大丈夫か ここまで、準備の大切さをお伝えしてきました。では、現在皆さんの家にどのような工具がありますか?水漏れなどはふと気づいたときに突然起きていることが多いと思うのですが、発見したからといって工具がなければすぐに作業に入れません。そうするとどういうことが懸念されるかというと、工具や部品の購入、準備を行うまで水漏れを放置しておかなければなりません。一人暮らしの方などは、せいぜい持っている工具はドライバーくらいではないでしょうか。ドライバーやモンキーレンチなどは、今や100円均一などでも売られていますが家のすぐ近くに100円均一があるとは限りません。 工具だけはなく、蛇口の修理に必要な部品などあらかじめ用意されている方は少ないのではないでしょうか?たとえ準備していたとしても、長年放置していて無くしているパターンも考えられます。蛇口が折れて水がドバドバ漏れてくる、配管が破損してしまったなど、水漏れが重症の場合はすぐに業者を呼ぶことでしょう。それまでは止水栓を締めて応急処置を行えば、修理業者がくるまで安心して待っていることが出来ると思います。 しかし、ぱっと見て水漏れが起きているか分かりづらい症状もあります。例えば、お風呂場やキッチンの蛇口から水漏れがおきているとします。蛇口の先端から水がポタポタと垂れていても、少量であれば気付きにくいのではないでしょうか。当然水漏れが起きていればお風呂場の床やシンクは濡れてしまいますが、毎日使用頻度が高い場所ですので前回使った時の水滴かなと思う人もいるでしょう。ご家族が多いのであれば尚更、濡れていても誰か使ったんだろうなと思いますよね。 この程度の水漏れならば、そこまで緊急性はないのでご自身で修理してみるのも良いでしょう。その際はしっかりと準備をして取り掛かってください。 このように、このくらいの水漏れであれば少しは放置して大丈夫、これ以上放置したらもっとひどい水漏れが起きるのでは、ということもプロの水道修理業者を呼ぶための判断となります。もちろん、軽度な水漏れだからといってずっと放置していいわけではないので、水漏れに気付いた時は症状に合った対応をしてください。時間をかけて調べても良くわからない、自分で出来るか不安とおもうのであれば、速やかに業者にお願いしましょう。二次災害を防ぐことにもなります。 選択肢を増やして業者を呼ぶか判断しましょう これまで説明した5つの判断材料が、水漏れが起きた時に自分で修理するか、それとも水道修理業者にお願いするかのポイントとなります。ここまで読んでみて、皆さんはどう感じましたか?このくらいであれば自分でほとんど頼まずに出来るのでは?と思った人もいれば、色々考えたらやっぱり最初から業者にお願いした方が効率的ではと考える方もいらっしゃるでしょう。 確かに、プロの業者に頼むのですからご自身で修理や交換をするよりはどうしてもお値段が高くなってしまいます。ただし、安全かつ安心して水漏れを解消させるのにはとても効率が良いと思います。 水まわりの製品は複雑なものもありますので、コストを抑えるためご自身で作業を始めたとしても部品などによっては割高になる可能性もあるということを忘れずに。 自分で修理することにはメリットもあればもちろんデメリットもあります。これまでお伝えしてきた5つのポイントをしっかりと踏まえて、皆さんにとってより良い選択をなさってください。 水漏れと判断できる方法は?どういう水漏れ症状があるのか解説 最近、いつもと変りなく使用しているのに水道代が高くなった気がする…もしかしてどこからか知らないうちに水漏れが起きているのではと、不安を抱えている方はいませんか?毎日使用する水道だからこそ、無駄な出費にならないように注意したいですよね。多くの方は、蛇口からポタポタと水が漏れるのが原因と考えられるかもしれませんが、実はこのレベルでは水道代が高騰するというのはあまり考えられません。もちろん多少影響はあるかもしれませんが、数百円の誤差であれば気にする方も少ないのではないでしょうか。 しかし、やはり水道代が高くなっていくのは阻止したいですよね。近年では光熱費がどんどん値上がりしていますので、抑えられるのであれば抑えていきましょう。 では、水漏れ箇所は把握できていないけど、もしかして水漏れと感じた場合、そのまま放置するのもなんだか気になってしまいますよね。ここでは、その「もしかして」を解消するためにどういう方法で水漏れを確認出来るか、その方法をお伝えしていきたいと思います。ドバドバと水漏れが起きて大惨事になる前に、早期発見により修理費も水道代も安く済ませるというメリット満載です。水漏れが確認出来なければそれもまた良し!長年お住いの方など、一度試してみてはいかがでしょうか。 素人が自ら水漏れを点検することは可能ですか? どういう方法で、水漏れを確認するのか。それは「水道メーター」を利用します。 皆さんは水道メーターの存在をご存じですか?水道メーターがある場所は建物によって異なります。マンションの場合は、外廊下の扉の中(パイプシャフト)にあることが多く、戸建ての場合は家の入口付近など。一度は目にしたことがあると思います。 水道メーターを発見できたら、よく見てみてください。くるくるとコマが回っていませんか?このコマはパイロットという名称で、このパイロットが回っていない状態ですと水を使用していない、逆に回っていると水を使用しているサインとなります。 まずは、家にあるあらゆる水道蛇口をしっかりと閉めるみましょう。キッチン、洗面台、トイレ、屋外水栓も忘れずに。水道蛇口を締めてもう一度水道メーターを確認しましょう。この時、閉めたにも関わらずメーターが回っている場合、どこからか水漏れが起きている証拠となります。このように簡単に水漏れチェックが出来ますので、定期的に行うと良いと思います。 それでは、一から詳しく水漏れをチェックする方法を解説しましょう。 先ほども簡単に説明しましたが、まずは水道メーターの場所を把握することです。戸建てやマンションは探しやすいでしょうが、アパートは少し複雑かもしれませんので入居時に管理会社や大家さんに確認しておきましょう。 家の中にある全ての蛇口を閉めます。キッチンなどは分かりやすい場所にありますが、屋外に設置されている単水栓や洗濯置き場にある蛇口は見落としがちなので注意しましょう。 キッチンやトイレには止水栓が付いていることがほとんどですが、もし止水栓の場所が分からない時も水道メーターの場所をチェックしておくことが大切になります。もしキッチンの蛇口から急にドバドバと水漏れがしたとき、キッチンの止水栓が硬くて閉められなかった場合も安心です。水道メーターには家じゅうの水道を止めることが出来る大元の止水栓があるのです。いざという時のために水道メーターの場所と止水栓の閉め方を把握しておいてください。 蛇口を全て閉めたにもかかわらず、水道メーターのコマ(パイロット)は回っている時は、家のどこかで水漏れが起きていることになります。 水道メーターに目盛りがあるのが分かりますか?これはリッター針といって、水の使用量を示しています。目盛りはそれぞれ「1ℓ」「10ℓ」「100ℓ」の単位を示しており、数字と数字の間に針が指している時は少ない数字をカウントしてください。例えば5と6の間にある場合は5とカウントします。 100ℓの針が0、10ℓの針が4、1ℓの針が8を指している時の水量は48ℓとなるわけです。この針はパイロットが一定の回数回ると連動して動きます。パイロットが回ると水が使用されているということなので、使用水量がこうしてカウントしていくという仕組みです。 次に、水道メーターの上部にある数字についてです。多くのメーターは黒地と白の数字になっているのではないでしょうか。この読み方についても説明いたします。この数字は左から右に読み、小数点は検針の際は切り捨てます。(56.3の時は56)この数字の単位は「立方メートル/㎥」です。1立方メートルは1000ℓですので、100ℓの針が一周すると1カウントされます。水道局の方は水道料金を検針するとき、どこを見ているでしょう。答えは上部にある黒地と白の数字、㎥の方で検針を行います。リッター針では検針しません。現在の水量から前回の水量を引いた量が、その間に使用した水量となるのです。 では最後に、水漏れを確認するために最も重要なパイロットについての説明です。水を使用している時にパイロットのコマが動くと簡単に説明しましたが、実際どのように回転するのでしょうか。試しにキッチンや洗面所の蛇口を普通に使用してみてください。その際パイロットはスムーズに回転します。パイロットの回転の速さは、水道の使用量によって変わるのです。逆に言えば、ポタポタと水が垂れる程度であればゆっくりと回転します。それこそパッと見ただけでは動いているかも分からないほどです。水漏れがしているかもと感じた時は、このパイロットをじっくりと見てください。少しずつ動いている形跡があれば水漏れサインです。印をつけるか、10分以上見続けて判断しましょう。 もちろん、時間をかけて点検している最中にご家族の誰かが蛇口を使用すると、水漏れが起きていると勘違いしてしまうパターンもありますので、点検する際は一言声をかけておいてください。 水道メーターの針やパイロット、数字の読み方の説明を行いましたが、肝心の水道メーターはどこにあるでしょうか?前にもお伝えしましたが、マンションが一番見つけやすいかと思います。玄関を開けた共有の廊下に扉が各部屋に設置されていますよね。このパイプシャフトは3階以上の集合住宅に設置されており、この中に水道メーターと家全体の止水栓があります。電気やガスのメーターも一緒に設置されている可能性がありますので、間違えないように確認してください。 では戸建ての場合はどこにあるでしょう。一般的には、屋外の庭や駐車場の地面に埋まっていることが多いです。道路の近くに設置されていることが多く、蓋は重いので穴に指をひっかけて開けるようになっています。開けるときは怪我に気を付けてください。 水道メーターの場所が分かりにくいのは、アパートではないでしょうか?3階以上の集合住宅にはパイプシャフトがありますが、ほとんどのアパートは2階建てだと思います。アパートの場合は、1階の共有スペースに並べてある場合や、大家さんがまとめて集金出来るよう1つにまとめて共益費として払う場合もありますので、入居するときは大家さんや管理会社の方に確認してことをおススメします。 水漏れが起きている場所を特定するにはどういう方法があるか 水漏れがどこからか起きているということが確認できた次に大切なことは、水漏れがどこから起きているかを特定させることです。キッチンの蛇口からポタポタと水漏れが起きているなど、誰が見ても原因が明らかな場合はすぐにその箇所を修理・工事を行えば無事解消できます。しかし、上記のようにパイロットがゆっくりと回っている程度で、どこから水漏れが起きているか判断できない場合は、修理しようがありません。水漏れを確認したら、次のステップは場所の特定が必要になってきます。 ではどういった方法があるかを解説していきましょう。その方法は、手間が少しかかってしまいますが、一つ一つ水漏れがないか止水栓を止めて、水道メーターの動きを確認することです。止水栓は水を止めるための重要な水栓ですので、トイレやキッチン、洗面所やお風呂などあらゆる水まわりに大体設置されています。まずはそのすべての箇所の止水栓を閉めてください。 各所の止水栓を閉めても、パイロットが回るようであれば止水栓を閉めた蛇口やトイレ以外の止水栓がない箇所から水漏れが起きていることが考えられます。そんな時は屋外にある単水栓や、壁などにある配水管などをチェックしてみてください。 では、各所の止水栓を閉めてパイロットが回らない場合はどうでしょう。これは水漏れが起きていないということではなく、止水栓によって水漏れが止まったということです。ということは、止水栓のさきに水漏れが起きている可能性があるので、この止水栓を利用して水漏れを特定していきます。 例えば、お風呂の止水栓を閉めてみましょう。パイロットを確認したとき、パイロットが回っていたらお風呂以外から水漏れが起きているということになります。これを1か所1か所確認して水漏れを発見させることが可能です。キッチンや洗面所をそれぞれ繰り返し作業を行って、トイレの止水栓を閉めた時にパイロットが止まったら、トイレの止水栓が役割を果たした、つまり水漏れを止めたということになり、今回の水漏れの原因はトイレの止水栓の先にあると特定できます。 ただし、ここで特定できる水漏れはあくまで止水栓の先から生じている水漏れです。上記の方法で特定出来るのは、あくまでも大まかな水漏れ箇所ということを忘れないでください。止水栓がない蛇口などには通用しませんし、水道メーターに影響しないようなキッチンシンクの水漏れや、排水管からの水漏れなど、水漏れにはさまざまな原因が考えられます。目で見て確認できるような分かりやすい水漏れならいいのですが、壁や土の中に埋まっている箇所からの水漏れは素人ではなかなか発見が難しく、発見できたとしても修理や工事が難しいでしょう。水漏れ箇所が特定できた、大体の箇所が特定できた時はご自身で修理してみるのも良いと思います。どうしても原因が分からない、分かったけど作業が大変そうなどと不安に思う方は、迷わずにプロの水道修理業者にご連絡ください。 水漏れには止水栓!これをお忘れなく。 家の中や外にある水まわりで水漏れを発見する方法 以上、止水栓や水道メーターを使って、水漏れの場所を特定する方法をお伝えしてまいりましたが、それでも水漏れの場所を特定できないことも多々あります。止水栓を閉める作業でお気づきかと思いますが、家の中には至るところに水漏れが起きる可能性がある場所があります。素人の方がその1つ1つを隈なく点検するという作業は、なかなか大変だと思います。目で見てすぐ分かるような水漏れならまだしも、全然場所が特定できない時は業者の出番となるでしょう。 しかし、費用や相場が分からない、業者に頼んでも結局発見できなかったらどうしようなど不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、立ち会う時間があまり確保できなかったり、業者となかなか都合がつかない場合も考えられます。そして、やはりなるべくなら安価に済ませたいものですよね。 ここでは、水漏れが起こりえるであろう代表的な場所をお伝えして、より水漏れが起きた場所を特定しやすいようにしたいと思います。これまでは、水漏れが起きる場所、例えばキッチンやトイレ、お風呂場など大まかな所についての説明でしたが、今度はキッチンの「どこから」、トイレの「どこから」ともっと細部化していきます。少しでも皆さん自身で水漏れを発見する手がかりになるよう、詳しく説明していきましょう。 水漏れ発生点:①蛇口(水栓) まず、一番水漏れの特定がしやすいのが、水まわりの蛇口です。こちらは水栓とも呼ばれています。キッチン、お風呂、洗面所など、蛇口がなければ水を出すことが出来ません。水まわりの必須アイテムと言えるでしょう。また、見逃しがちですが洗濯機置場、庭などにお水をあげるときに使用する屋外の蛇口も含まれます。 蛇口のタイプも様々です。取付穴が1つだけのワンホール水栓、2つあるツーホール水栓、キッチンなどによく使用されているシングルレバー混合水栓、お風呂などで見かけるツーハンドル混合水栓、節水効果のあるサーモスタット混合水栓や単水栓、最近ではセンサーに反応して水が出るタイプなども主流となってきました。キッチンやお風呂など設置する場所も様々ですが、どのタイプの蛇口も水道メーターに繋がっているので水漏れが起きればきっと見つけやすいかと思われます。 水道メーターの点検をすることによって、蛇口の水漏れは比較的簡単に発見できると言いましたが、水漏れの症状にもよるので注意してください。蛇口の根元から水がチョロチョロと流れているのが目視できるレベルであれば分かりやすいのですが、ポタポタと垂れるくらいの水漏れだと水道メーターのパイロットも少しずつしか動かないのでじっくり観察しないと発見しづらいです。 また、蛇口の寿命がどのくらいかご存じですか?どの蛇口でもだいたい10年使用すると劣化してきます。長くても15年ほど使用し続けていると、水漏れの危険性も増してくるでしょう。ご自宅で使用されている蛇口はどのくらいか把握していますか?賃貸などであればそれこそいつから使用されているか、交換されたことはあるかを知るのは難しいですよね。気になる方は、ぜひ一度水道メーターで水漏れチェックをしてみてください。水漏れは早期発見すれば割と簡単に解消できることもあります。 蛇口(水栓)にて生じた水漏れを発見する方法 蛇口の水漏れも症状によって色々異なります。大事なことは、蛇口のどの部分から水漏れが起きているかをきちんと特定すること。例であげると、洗面所のシャワー付き蛇口で説明していきましょう。水漏れが起きている箇所は、洗面台に設置されている台付き水栓の根元からですか?それとも蛇口の先端から水がポタポタと垂れていますか?もしくは付属されているシャワーのホース部分から水漏れが起きているでしょうか?蛇口の水漏れといっても、起きている部分によって作業内容や修理にかかる費用も変わるので、水漏れの場所を特定することは必須になってきます。 蛇口の水漏れがどこで起きているかを確認する方法をお伝えします。まずは下準備。洗面台を使用後で濡れているようであれば、水気が無くなるまで綺麗に拭きあげてください。水漏れが実際に起きているのであれば、しばらくじっと見ているとジワジワと水が漏れだしてくると思います。チェックポイントとしては、蛇口の先端、根元、付け根やシャワーホースとの接続部分です。見た感じでは分からないようであれば、乾いた布やキッチンペーパーなど当てて確認するのも良いでしょう。 今回は、洗面所の蛇口を例にしましたが、キッチンや単水栓、お風呂などの蛇口も基本的に見る箇所は同じです。キッチンの蛇口だから見るところが別にあるというわけではないのでご安心を。ただし、洗面所やお風呂、キッチンの蛇口にシャワーが付いているタイプであれば、シャワー部分もしっかりと確認を忘れないようにしてください。 水漏れ発生点:②排水管 蛇口と同様、家の至るところに設置されているものが分かりますか?それは排水管です。排水管から水漏れが起きると、床が水浸しになったりと他の箇所にも影響が出てきます。給水管などと一緒に接続されていることが多いので、水漏れ箇所の特定しづらいかもしれませんが、そもそも給水管と排水管には大きな違いがあります。 給水管は浄水場から水を送るためにある配管で、綺麗な水です。一方排水管は、キッチンやトイレなど、生活する中で排水される水(いわゆる汚水)を下水処理場に送るための配管です。なので、濁りのない水が漏れているのであれば、それは給水管からの水漏れであり、逆に濁った水や泡立っているような水が漏れているのであれば排水管からの水漏れということになります。 排水管からの水漏れが酷いと、汚水が広がり衛生的にも良くありません。状況が悪化する前に、早い段階で水漏れを発見しておくことが大切です。ご自身で出来ない場合は、業者を呼んで対応することも考慮しておきましょう。蛇口と違って排水管はトイレの床下やキッチンの下など、見えづらい位置に設置されているので、作業が難しくなることもあります。そういう時こそプロの修理業者の出番です。無理に排水管を傷つけて水があふれ出すなど、更なるトラブルに発展しないよう注意してください。 排水管にて生じた水漏れを発見する方法 排水管の水漏れを発見するためのポイントをお伝えします。チェックポイントは4つ!蛇口よりチェックするポイントが増えますが、順を追って確認していけば大丈夫です。 チェックポイントその1 「接続されている部分の下部」 チェックポイントその2 「繋がっているパイプ同士の接続部分」 チェックポイントその3 「排水を流す排水パイプ」 チェックポイントその4 「接続されている部分の上部」 もちろん、順番は逆からでもかまいません。チェックするポイントは分かったけど、ではいったいどうやって水漏れが起きていないか確認すればよいのでしょうか。まずは排水管全体をみて傷や穴が空いていないかを確認します。 また、接続部分のパッキンやナットに緩みが無いか、全体のパーツは経年劣化していないか隅々まで目視しましょう。排水管によっては蛇腹ホースやSトラップ、Pトラップ、塩化ビニル製の物など、排水管の形や素材なども違いますので、それぞれ注意して確認作業を行ってください。 蛇口の時と同じように、たまたま付いた水滴なので水漏れと勘違いしないよう、周辺を含め排水管全体を拭きあげておきましょう。鉄製の排水管などは、気温差による結露で水滴がついていることがありますので、ここでしっかりと水気を除去して点検作業を開始します。 そして、ここが蛇口の時と違う点です。蛇口は完全に水を止めた状態で水漏れが無いかをチェックしましたが、排水管は水を流していない状態だと水漏れがどこから起きているのか発見できません。なので排水溝の水漏れチェックを行う時は、水を流しながら行うことをおススメします。水を流した状態で、接続部分の隙間やパイプとパイプの隙間、パッキンやナットなどから水が垂れる、乾いた布をあてると布が湿っている場合は水漏れのサインです。 以上がキッチンや洗面所など目に見える排水管の水漏れチェックポイントでした。さて、では目に見えない排水管とは何でしょうか。それは、トイレの便器とつながっている排水管やお風呂の排水管など、床下にある排水管のことです。この箇所でたとえ水が漏れていたとしても、目に見えない部分なので気付くことは出来ないのではと思います。たとえ異音などで気付いたとしても、素人の方が修理・工事を行える箇所ではないのでは?目に見えない排水管の水漏れであれば、速やかに業者にお願いした方が得策かと思います。 排水管の水漏れ確認は、あくまで見える排水管のみご自身でチェック出来ると思っておいた方がよいでしょう。また、水漏れチェックを行う際は周辺に置いてある物を撤去してから行ってください。点検中に物が倒れた拍子に排水管を傷つけた場合、せっかく水漏れしていなかったのに点検したことによって発生したということ自体にもなりかねません。ご注意ください。 水漏れ発生点:③トイレ 水漏れが発生しやすい場所の中で、最有力候補はトイレではないでしょうか。普段何気なく使用しているトイレットペーパーも、使い方によっては簡単につまりや水漏れの原因となります。トイレの部品も様々。トイレの便器、トイレタンク、給水管や手洗い管、止水栓、ウォシュレットなど、それぞれに水漏れを起こす可能性があります。   皆さまはどの部分から水漏れが起きる可能性が高いと思いますか?特に可能性が高いのは、トイレタンクの中にあります。その理由は、トイレタンクの中には様々な部品が使用されているからだと思います。実際に聞いた話では、トイレタンク内を掃除しようとして誤って部品が取れたなど。いざ取れてしまうと、複雑ゆえにどこに取り付ければいいかトイレタンクの構造に詳しくないと難しいのではないでしょうか? 止水栓や手洗い管など目に見えるような水漏れは分かりやすいのですが、もしトイレのどこで水漏れが起きているか分からないというのであれば、一概には言えませんがまずトイレタンクの水漏れを疑ってみてはいかがでしょう。 トイレにて生じた水漏れを発見する方法 では、トイレの水漏れを発見する方法をお教えいたします。チェックポイントは大まかに分けて4つ。 チェックポイント1 「トイレ本体の破損による水漏れ」 チェックポイント2 「トイレタンク内の部品による水漏れ」 チェックポイント3 「設置部分の部品劣化などによる水漏れ」  チェックポイント4    「給水管、排水管、その他各パイプの接続部品劣化による水漏れ」 基本、トイレの水漏れはどこから起きてどこに水が流れていくかの判断が重要になってきます。各ポイントを押さえながら詳しく説明していきましょう。 まず大前提として、どのようにしてトイレの水を流すことが出来るのか。ご家庭にあるような一般的なトイレは、排水弁を防ぐゴムフロートを、レバーを使って持ち上げることによってトイレタンク内の水が便器に流れる仕組みとなっています。トイレタンクに水が溜まりづらいような現象であれば、ほぼトイレタンク内に水漏れの原因があると考えましょう。 まずは排水弁を防ぐゴムフロートが劣化している場合。排水弁との間に隙間が生じていると、その隙間からチョロチョロと水が漏れだすという状況になります。便器内にチョロチョロ漏れているようであれば、まずはこの症状を疑ってください。 トイレタンク内にあるさまざまな部品をチェックしましょう。先ほど説明したゴムフロートもその一部。メーカーによってゴム玉など呼び方は様々ですが、基本的に素材は大きく変わることはありません。ゴムフロートの劣化を確認する方法は、触ってみること。素材は各メーカー大きく変わりませんので、触ることによって確認できる共通点があります。それは「黒い墨のような汚れ」。触れるだけで判断可能なので、皆さまも簡単に試すことが出来ると思います。劣化具合によっては、手の汚れが落ちにくい可能性もありますので、触るときは使い捨てのゴム手袋などを着けて行ってください。 その他、オーバーフロー管の破損による水漏れも考えられます。オーバーフロー管とは、過剰に水が流れ込んだ際に余分な水を排出するためにある部品です。よって、付け根や接続部分に亀裂が生じていたり、上手く取り付けされていなかったりすると、水が便器の中に止まらず流れてしまいますので、まずは落ち着いて止水栓で水の流れを止めることが先決です。 浮き球と呼ばれるボールタップも正常に上下しない時は、水漏れのサインですのでこちらもチェックが必要です。このように、トイレタンク内にはこれだけ水漏れ原因となる部品が接続されていますので、トイレの便器内に水がチョロチョロ漏れるような状態であれば、まずトイレタンクから調べて見てください。 トイレタンク以外も、もちろん水漏れが発生することがあります。その時に必要なチェックポイントは、「水漏れしているその水がどこに広がっているか」を見ること。 トイレ周辺であれば、それは便器の接地面の床なのか、もしくは給水管の下に水たまりが広がっているのかで判断しましょう。便器の接地面であればトイレの排水管やトイレ本体の水漏れが疑われますし、給水管の下であれば給水管の接続部品の劣化や緩みなどによる水漏れが考えられます。最近ではウォシュレットが付属されているトイレも多いので、ウォシュレットもしっかりと点検しましょう。この時、電源が入っていると大変危険ですので、コンセントを抜いてから点検作業を行ってください。それでも水漏れ箇所が判明出来なかった時は、すぐにプロの修理業者を呼びましょう。トイレの汚水などが漏れだすと後処理がとても大変です。そうなる前に、早めの決断が大切だと思います。 水漏れ発生点:④浴室 蛇口、排水管、トイレ、次に水漏れが発生する場所といえば、お風呂です。蛇口の水漏れとは違って、お風呂で水がドバドバ流れ出すような水漏れは考えにくいですが、浴槽が割れたりなどして水漏れが発生すると、工事が必要になり、時間も費用もかかってしまいます。また、広い浴槽やフロアなどで少しの水漏れが発生していてもなかなか気付きにくいものです。水漏れしている期間が長ければ長いほど、工事や修理も大変になるので、早めに気づくことがなにより大切。 では、お風呂で水漏れが発生しやすい場所とはどこか検討が付きますか?もちろん、お風呂場にも必ずある蛇口、そしてシャワーヘッドやシャワーホースは水漏れしやすい場所だと多くの方が思うでしょう。それ以外にも、水漏れが発生しやすい場所は、循環口と浴槽です。この2箇所ではどのような水漏れが発生するでしょうか。まずは、循環口に関して説明します。循環口の水漏れは、循環口から水が流れ続けていたり、給湯器を使用していないにも関わらずお湯が流れだすなどの症状がみられることがあります。循環口が付いていない浴槽もありますが、ご自宅の浴槽に循環口が付いているのであれば、一度浴槽の水気を綺麗に拭きとって何か不具合がないか点検してみましょう。 次に浴槽の水漏れについてですが、長年使用することによって浴槽の素材が劣化してヒビが入ることがあります。そのヒビからチョロチョロと水漏れが起きることにより、浴槽に水が溜まりにくく水道代も高くなります。その他、ゴム栓の劣化や排水管の劣化による水漏れも考えられますので、使用年数や状態を確認してみてください。ヒビが入った浴槽は取り替えるのが一番です。水漏れ工事が必要になりますので水まわり専門の業者に相談して、費用や相場、工事の期間など相談してみてはいかがでしょうか。 浴室にて生じた水漏れを発見する方法 お風呂ではどのような水漏れが起きるか大体理解できたでしょうか。次に、先ほど少し説明しましたが、水漏れが起きているか確認する方法をお伝えしたいと思います。 浴槽に設置されている蛇口が水漏れをしているとしましょう。根元やシャワーホースなど蛇口の水漏れの時にも説明しましたがそれと同じように、蛇口やシャワーホースの下らへんなどを乾いた布できれいに拭きとってください。しばらく観察、もしくは放置した後にさっきはなかった水滴などがあれば水漏れしているサインです。 では次に、循環口の水漏れはどのように確認するかをお教えいたします。循環口の水漏れには大きく分けて2パターンあります。それは水漏れが際限なく漏れているかそうでないかで判断すること。際限なく水漏れが起きるようであればお湯張り部品の弁が原因で水漏れしていて、配管を伝って浴槽に水が溜まる状態。そうでない時は、配管なのに残った水が漏れて出ている状態ですので、水漏れの量もせいぜい5リットル以下だと思われます。 ただし、循環口から水が出てくるだけでは判断が難しいこともあります。なぜなら、その水は水漏れによって生じたものなのかそれとも循環口がそういう仕様なのか、一般の方には判断が難しいでしょう。どういう状態なら循環口の仕様かというと、凍結防止や清掃の観点からある程度時間が経つと流れなくなります。この状態であれば循環口の仕様と考えらえます。まずはとにかく、目視により水漏れを見つけるのが大切です。 次に確認するのは、浴槽。まずはいつも通りお風呂に水かお湯を張ってみましょう。そして、スポンジなど何か軽い物を浮かべた時、どの方向に流れるかによって水漏れ箇所を判断します。例えば排水溝近くに移動した場合は、排水溝が原因と考えられます。この場合、大抵は水を止めるためにあるゴム栓が劣化していることが多いので、ゴム栓を取り替えてみてください。壁付近に移動したり、水を溜めているのに水位が上がらない場合は浴槽にヒビが入っているかもしれません。お風呂の水漏れを点検するときは、このような場所を点検して水漏れがないかしっかりとチェックしましょう。 長年使用して、そろそろお風呂をリフォームしたいと考える方もいるでしょう。その時は全体の工事が必要になると思いますので、プロの水道修理業者に相談してみましょう。相場や費用、作業にかかる時間を教えてくれるはずです。水漏れを解消させて、快適なバスタイムを過ごしてください。 水漏れ発生点:⑤キッチン 次に水漏れが発生する場所は、毎日の健康維持に欠かせないキッチンです。毎日料理をしたり、洗い物をしたりする場所で水漏れが生じると衛生的にも気になります。口にするものを扱う場所ですので、きちんと点検していきましょう。 では、キッチンではどのような場所で水漏れが発生するでしょうか。蛇口はもちろんのこと、キッチンには排水溝やシンク以外にも給湯管、食洗機などキッチンでも様々な水漏れの危険が考えられます。シンク下の水漏れに関しては、この後排水管、給湯管、給水管の水漏れにて説明しますので、ここではその他の部分について触れたいと思います。 まずはシンクの水漏れです。シンク下の排水溝には問題がないのになぜか水漏れが生じているという場合、シンクのコーキングに原因がある場合があります。また、シンク自体も経年劣化により腐食していたり破損したりして水漏れが生じることも。 また、最近設置されている家も増えたであろう食洗機も水漏れが起きやすい場所です。よく聞く水漏れの原因は、購入後自分で設置しようと接続したら、水漏れが起きたというパターンです。簡単そうに見えても、やはり精密機械ですので取り扱いにも注意が必要。食洗機を取り付けようとして、キッチンの給水管からも水漏れが起きるようになったということも考えられますので、不安に思う方やあまり手間をかけたくないのであれば、せっかく購入した食洗機を安全に使用するためにも、プロの水道修理業者にお願いしましょう。 キッチンにて生じた水漏れを発見する方法 では早速、キッチンで生じた水漏れをどのようにして発見するか、その方法をお伝えいたします。水漏れを確認するには、やはり目視することが大切になります。ではキッチンの場合どこを目視するかというと、まずひとつはシンクです。使用されているシンクの状態はどうでしょう。穴が空いていたりしませんか?とはいっても、シンクに見て分かるような穴が空くことは滅多にないと思います。シンクに小さな穴があるとき、どのように確認するかというと、シンクの上から懐中電灯などで光を当ててみてください。その次にシンクの下を覗いてみましょう。光が漏れるような状態であればそこに穴が空いている証拠です。応急処置としてテープなどで塞ぎ、水漏れが酷くなるようであれば速やかに業者に相談してください。 シンクで確認する所は、まだあります。シンク下にある排水管の周辺に水たまりが出来ていたり湿っていたりしていませんか?その場合はシンクにあるパッキンが原因と考えられます。水が流れていく所にある排水口のパッキンは、劣化により隙間が生じます。ここからシンク下に水が漏れてしまうことにより、排水管付近で水漏れを確認できるというわけです。てっきり排水管からの水漏れかと思って、排水管をご自身で修理してやっぱり違ったということがないように、どこから水漏れが起きているかきちんと確認しましょう。 最後にシンクで確認する所は、目視で分かりやすいシンクのコーキングの状態です。排水トラップのコーキングが劣化すると、パッキン同様その隙間から水漏れが生じます。この水漏れの場合は排水トラップを交換すれば解決するのですが、もっと安価に済ませたいという方も多いと思います。その時は市販でも売られている防水性のシリコン剤で対応可能です。継ぎ目部分にこのシリコンを塗りこんで、隙間を埋めましょう。このことをコーキングと言います。ボンドのような感覚で塗りこめますので、比較的簡単に作業可能です。 シンクに関しては、上記の場所を確認することで水漏れを発見することが出来ると思います。では食洗機はどこをチェックすればよいでしょうか。食洗機の水漏れで一番多いのは、やはり食洗機と給水ホースの接続部分ではないでしょうか。前にも話しましたが、購入してすぐにご自身で接続される方が多いと思います。ここでしっかりと接続部分のナットを締めておかないと水漏れの原因となりますので、ご自身で設置されたい方は、サイズの合った工具を使ってしっかりとナットを締めてください。 その他、食洗機で考えられる水漏れは、長年使い続けたことによるホースの経年劣化です。ホースにヒビや亀裂が入っていませんか?ホースの劣化は新品と取り替えるのが一番ですが、商品によっては廃盤になっている可能性があります。代わりになるホースが分からないという方は、水道修理業者をご利用ください。食洗機の水漏れは酷くなると機械の故障にも繋がりますので、早期発見が大切です。定期的なメンテナンスをおすすめしております。 水漏れ発生点:⑥洗面所 次に自宅などで水漏れが起きる場所は、朝の身支度などで毎日使用している洗面所です。洗面所もキッチンと一緒で、洗面ボウルのヒビ割れや排水管、給水管の不具合による水漏れ、部品やパッキン、コーキングの経年劣化によって水漏れが発生します。見つけ方は後ほど説明しますが、キッチンと違うところは洗面ボウルの材質です。キッチンのシンクは腐食によって水漏れが生じると説明しましたが、洗面ボウルは陶器で出来ています。なので腐食による水漏れは考えられませんが、その代わり洗面ボウルに硬い物を落下させるとヒビが入りやすいので取り扱いに注意が必要です。洗面台の棚にヘアスプレーなどを置いている人も多いと思いますので、お気をつけください。 直接洗面所の水漏れとは関係ないのですが、気にかけてほしい箇所がもう一つあります。それは洗濯機置き場です。家の作りはそれぞれですが、洗面台の側に洗濯機を置いているご家庭も多いのではないでしょうか?ついでと言ってはなんですが、洗面所の水漏れチェックの際に一緒に洗濯機周辺の水漏れチェックを行ってみてはいかがでしょう。 洗濯機のチェックポイントは、まずは単水栓と呼ばれる蛇口です。基本的に前記している蛇口と同様のチェックで大丈夫です。水漏れがないか目視してみましょう。少し見づらいかもしれませんか、洗濯機下の排水溝もチェックが必要です。ではチェックポイントを詳しく説明していきましょう。 洗面所にて生じた水漏れを発見する方法 まず、簡単に発見することが出来る洗面ボウルのヒビ割れをチェックしましょう。洗面ボウルのヒビは、水漏れだけの問題ではありません。ヒビ割れしたところから水が流れ、内部にサビやカビが発生することもあります。悪化すると床まで腐食して、床の張り替え工事をしなければならなくなる事態に発展することも。そうなる前に応急処置なり水漏れを最小限に抑えるよう対応しましょう。ヒビ割れが起きている時の応急処置ですが、瞬間接着剤やシリコン剤を注入して、水が漏れ出さないよう一時的に処置を施します。接着剤が乾いたら、水に強いテープなどで補給しましょう。あくまで応急処置ですので、早めに業者を呼んで交換や補修工事を行ってください。 洗濯機のチェックポイントは先ほどもお伝えした通り蛇口と排水溝です。排水溝にホコリや糸くずなどがつまるとそれが原因で水が漏れだしたり、ふとした表紙にホースの接続部分が外れて排水するところから水漏れが生じることもあります。清掃や移動させる時はくれぐれもご注意ください。洗濯機の場合、電気製品ですので水漏れとは関係ない故障なども考えられます。原因が分からない場合は、下手に扱わずプロの水道修理業者にご相談ください。 水漏れ発生点:⑦給水管/給湯管 普段何気なく使用している蛇口の水とお湯ですが、これらは給水管と給湯管それぞれに分かれています。水やお湯の通り道となる重要な配管なので、水漏れが起きないよう、または起きていてもこれ以上悪化させないように対処することが大切です。蛇口の下で、水が出る給水管とお湯が出る給湯管に分かれますが、構造は一緒です。ナットや緩みがないか、接続部分に水気はないかチェックしましょう。チェック場所は、基本的に蛇口が設置されている場所に必ずあると考えてください。 給水管/給湯管で生じた水漏れを発見する方法 お風呂やキッチン、洗面所など水や使用する場所に必ずある給水管・給湯器の水漏れをどのようにして発見するかを解説していきましょう。蛇口の時も触れましたが、まずは給水管・給湯器が接続されている上部を目視します。その次に配管にヒビはないか、破損している箇所はないかをチェック。この時点で破損していれば、水を流していると発見できると思います。次に接続されている下部をチェック。これまでと同様、乾いた布を当ててみて、水気がないかどうか確認すると些細な水漏れにも気付きやすいです。 給水管・給湯管のつくりは同じですが、設置されている場所や各ご家庭によってその素材はまた違ってきます。塩ビ管、銅管、ポリ管など様々な素材があり、それぞれ耐久性などに違いがあるので同じように修理しようとしても難しい問題があるかもしれません。また、給水管・給湯管は洗面所の下のような目に見える位置に必ずあるわけではありません。場所によっては点検口に覆われていて、ネジなどを外さないと給水管が見えない仕様などもあり、人によっては見つけられないということもあるかと思います。 プロの水道修理業者は、これまで数多くの工事・施工経験をもとに大体の検討を付けることができるので、安全に作業を行えるという、費用以上のメリットがあります。給水管を点検中に給水管を傷つけて、水漏れが悪化したという二次災害を防ぐためにも、皆さんにとってベストな解決策を探していきましょう。また、給水管と排水管は違うものですが、こちらも同じように接続部や破損により水漏れが起きます。ただ、給水管と違ってこちらの水漏れは汚れた水となりますので、衛生的にも危険が生じます。このような場合も、プロであればスムーズかつ安全に解決できますので、自分では無理だなと思う方は、業者にご相談ください。 点検しても水漏れが起きている場所が分からない時の対処は? 以上、水漏れが起きる7つのポイントをチェックしてまいりました。どの箇所も比較的簡単に水漏れチェックができると思います。ただ、全ての水漏れを確認出来るかというと、そうではありません。水道メーターをチェックして、パイロットが回っているにもかかわらず水漏れが発見できない場合に考えられることは、目に見えない所にある水道管や給水管などから水漏れしている可能性が高いです。地中にある配管などは、素人ではとてもじゃないけれど確認することが難しいでしょう。その場合は水漏れに詳しい業者を呼んで点検、及び工事を行う方が結果的に時間の節約になります。業者の相場や立ち合い、施工にかかる期間など会社によって違うので、よく調べてから検討してください。 水漏れが発見できないということは水漏れはしていない? 先ほども記述したとおり、目に見える水漏れが全てではないということを忘れないでください.。水道メーターは動いているのに、どこを確認しても水漏れは起きていない。なのにやっぱり水道代が上がり続けているというお悩みを抱えている方、水漏れはいつどこでどのようにして起きるのか把握するのは予測がなかなか付きづらいのです。 何度もお伝えしましたが、水漏れのチェックで一番大切なのは目視すること。ただ、壁や土に埋まっている給水管、排水管、水道管などはどうしても目視出来ないところにあります。おそらく底からだろうと予測を立てても、コンクリートなどを剥離しないと目視することが出来ない場合、よっぽど日曜大工に慣れている人でも困難な作業になるはずです。水道修理に特化した専門の業者は、軽微な水漏れつまりだけではなく、リフォームや大掛かりな工事に対応出来るように様々な機材を取り揃えています。また、目視での点検も数多く経験しているためスムーズに発見することも可能です。 これまで、自分で水漏れ点検を行うポイントについてお話してきました。もちろんご自身で行うことで費用が安く済むのも魅力的ですが、リスクが伴うこと、原因不明の水漏れは無理して調査しないことを頭に置いておいてください。また、業者に頼むとしても色々な会社があるので、相見積もりなどをとるなど、ご自身で信頼できる会社をお探しください。 水道の蛇口で起きた水漏れは交換or修理の判断方法を教えて ご自身で修理しようと動画を検索する時、ホームセンターで必要な部品を揃える時、もしくは水道修理業者にお願いする時、皆さんおそらく「水道の蛇口から水漏れが起きた」と説明されると思います。しかし、これまでも説明してきたとおり、単に水漏れといってもその症状は様々です。 蛇口に限定して話していきます。水漏れが起きた蛇口は洗面所ですか?それともキッチン、またはお風呂の蛇口でしょうか?まずその水漏れ場所によって蛇口の値段も変わってきます。さらに、水漏れの状態でも同じです。水漏れは蛇口のどこから起きていますか?蛇口の根本、先端、レバーなど、更にはその水漏れの量も関係してきます。ポタポタ垂れる程度なのか、シングルレバーの破損で水が噴き出すように漏れているのか、その状況によって蛇口を交換した方が良いのか、それとも部品交換などの修理で済むのか判断が必要となります。 蛇口は大体10年で劣化していきます。今の時点でどのくらい使用しているか、8年くらい使用しているならば、長期的に考えると思い切って交換した方がお得になることもあるのです。その判断が難しいようであれば、ぜひ一度水道業者に依頼してみてください。では交換or修理をした方が良いと見極めるポイントを説明していきます。 水漏れが起きている蛇口(水栓)の種類により検討 蛇口の修理・交換は、色々な状況によって判断すべきです。例えば使用されている蛇口の種類。蛇口には使用する場所や使い勝手により、様々な種類が販売されています。一番シンプルな蛇口は単水栓です。この蛇口は水がお湯のどちらかしか出ず、屋外の庭や洗濯機の蛇口として使用されています。形状によって異なりますが安い物で1千円台から販売されており、状況によっては部品交換よりも本体交換をした方が安くなることもあります。 とはいえ、単水栓にも色々な種類があり、飲食店の厨房などで使用されている単水栓や、ツル首タイプの蛇口、洗面台などに取り付ける立水栓、最近人気のタッチレス自動水栓も単水栓です。タッチレス自動水栓の場合、高額な商品もあるので本体を交換するより部品交換で修理した方が良い場合もあるでしょう。ただし、本体自体が高額な商品の場合、使用されている部品も高い可能性があります。場合によっては海外から取り寄せるなんてこともあるので、交換と修理どちらが安価か判断が難しいことも。 単水栓の他にもシングルレバー混合水栓、ツーハンドル混合水栓、サーモスタット混合水栓などがあります。これらの蛇口は単水栓と異なり、お湯と水が出る仕様で温度調節も可能です。単水栓と同様、比較的安価なのはツーハンドル混合水栓で、壁付タイプと台付きタイプがあります。どこに取り付けるか、また蛇口の種類によっても値段は変わりますが、安い商品だと1万円以下もたくさんあり、部品も単水栓と同様手に入りやすく安価なものが多いです。蛇口にはたくさんの部品が取り付けられているので、色々な部品を交換するよりも本体ごと交換した方が意外と安く済んだという経験をされた方もいるのではないでしょうか。 では、シングルレバー混合水栓やサーモスタット混合水栓はどうでしょう。シングルレバーは見た目もスッキリとしていて、単水栓のように簡単に取り付けや修理が出来るように感じますが、実は構造は少し複雑になっています。商品によっては部品が蛇口そのものに取り付けられているものもあり、部品だけを交換するということが出来ない商品もあるのです。少しでも嚙み合わないと水漏れの原因になりますので、必ず品番を確かめましょう。 シングルレバーの本体価格は、安い物で6千円から高い物で2万円超えの商品が販売されています。部品交換で済むと思っていても、部品そのものが生産中止の場合もありますので、蛇口の種類によって交換費用や修理費用が変わることを忘れないでください。サーモスタット混合水栓は、自動温度調整機能が付いているので、水道蛇口から出る水の温度が一定に保たれる特徴があります。タッチレス自動水栓もそうですが、便利な機能が取り付けられているものほど高価に、そして修理や交換工程も複雑になります。このように、蛇口の種類によっては交換した方が安く済む、もしくは部品交換の方が安く済む場合がありますので、使用されている蛇口の種類をきちんと把握して、交換、もしくは修理の検討を行ってください。 水漏れが起きている蛇口(水栓)の使用年数を考慮 次に、蛇口を交換するかもしくは修理するかを判断するポイントが、蛇口の使用年数です。これまでもお伝えしてきた通り、蛇口の交換目安は約10年、長くても15年使用したのであれば交換するタイミングと言えるでしょう。ご自宅の蛇口はいつ頃から使用されていますか?賃貸であればいつから使用されているか不明の方もいるでしょうが、新築の戸建てやマンションを購入された方であれば、築年数と同じ年数使用しているので分かりやすいでしょう。 10~15年使用しているのであれば、交換することをおススメします。もちろん部品を交換して修理で対応も出来ますが、使用年数が長ければ長いほど他の部品も脆くなっているので何度も修理しなければならないということもあり得ます。また、使用年数が長いと部品の生産が終了している場合もあるので、結果交換した方が安く済むことも。 耐久年数が約15年ですので、今後のことを考えると何度も繰り返し修理を行うよりも思い切って交換した方が得策となることもあります。今後、安心して蛇口を使用したいのであれば、ぜひ蛇口の使用年数を考慮して検討してみてください。賃貸などで使用している蛇口がいつからなのか不明の方は、水道修理業者に無料点検してもらうのも良いと思います。蛇口の水漏れが起きる前に、対策しましょう。 水漏れは一か所からなのか複数の箇所から起きているかで検討 水道蛇口の交換か修理かの判断ポイントはまだまだあります。次のポイントは、水漏れが起きている箇所がどのくらいあるかどうかです。水漏れには色々な症状があり、それぞれ対処法も異なります。 例えば、蛇口の先端からポタポタと水漏れが起きている症状。この場合は蛇口内部部品であるパッキンが劣化したことにより生じるので、このパッキン部分を交換する必要があります。蛇口の根元と取り付け台から水漏れが起きている場合、水漏れの原因はシールテープの劣化が考えられます。この場合は蛇口を一度取り外して、シールテープを張り替えます。その他、蛇口の種類によってはカートリッジの交換やレバーの取り替えなど水漏れの症状によってその方法は様々。 そこで大事なことが、何箇所水漏れが起きているかです。水漏れ箇所が一か所であれば、その場所を集中して修理や部品交換を行えば解決できるでしょう。ところが、水漏れ箇所が数か所に及ぶ場合はどうでしょう。それぞれの原因を調査して、部品を揃え、作業方法を調べて実際に修理するとなると、かなりの時間と手間がかかると思います。 それは修理業者に依頼しても同じです。業者の料金形態にもよりますが、プロによる修理作業なので時間は短縮できる反面、作業工程が増えれば増えるほど費用も高くなる可能性があります。部品も必ずすぐに手に入るわけではなく、場合によってはお取り寄せや入荷待ちなどで時間を取られることも。そもそも水漏れが複数箇所で起きるようであれば、確実に使用年数による寿命か不良品であると考えられます。ご自身で修理が出来る方であれば、部品交換も簡単に行えて安く済むと思う人もいると思いますが、その部品交換を何度も行っていては結果本体交換よりも費用がかかったと後悔される方も少なくないです。 以上、お伝えしたように水道の蛇口で水漏れが起きた場合、使用している蛇口の「種類」、「使用年数」「水漏れ箇所の数」によって、蛇口を交換すべきかそれとも部分修理をすべきか選択します。その他にも、もうすぐ引っ越しをするから今回はとりあえず修理だけで、不器用だから自分で修理や交換が出来るか不安、など皆さんの都合もありますよね。皆さんの状況と合わせて、修理or交換を検討して蛇口の水漏れを解消させましょう。 水漏れなどの水道工事や修理はどっちが安くすむ? プロの水道修理業者に頼むと、どうしても高額な費用が請求されるのではと不安に思うのは仕方のないことです。しかし、業者に頼んだから必ず費用が高くなるとは一概には言えません。動画やネットを参考にして、修理に必要な道具を集めたり、本体交換の蛇口を購入したものの、型番が合わずに買い直すなどのトラブルがあると、業者より高くつくこともあるのです。水漏れ工事の費用や相場、かかる時間に不安がある方は、一度水まわりの救急24のような水道修理業者に相談してみてはいかがでしょうか?出張、点検を無料で行っている業者を選んで、どのくらいの費用がかかるか一度確認してもらいましょう。 提示された金額が思ったほど高くなかったと思ったのであれば、迷わず業者に依頼を。この提示された金額なら自分でやった方が安いと感じたのであれば、ご自身で修理を行うというように検討してみてください。一番大切なことは早期対応すること。水漏れを放置して悪化させることがないようお気をつけください。 水漏れが起きた時修理に関する最適な選択肢を検討しよう 家の至るところで発生する水漏れ問題。日常的に起きない水漏れだからこそ、急に発生した時どうしたらいいか分からなくなりますよね。今回は、水漏れが家の中のどこから起きるか、どういう症状であれば自分で修理、もしくは業者にお願いすべきかの判断基準、そして水漏れが起きているかもしれない時、どのようにして点検作業を行うのかをお伝えしてまいりました。 以上を踏まえて、水漏れの修理や工事は自分でやれそうだと思った方、やっぱり最初から無理せず業者にお願いした方が得策だと考える方、人それぞれいらっしゃると思います。また、やっぱり気になる水漏れ工事を行う際、費用、時間、相場、そして業者を頼んだ場合は立ち合いがいるのか、期間がかかるものなのかなど疑問に思うことも多いでしょう。 まずは、水漏れを目で確認することが大切です。水漏れが起きているかもとなんとなく修理を始めて、やっぱり水漏れじゃなかったということがないように、この記事で説明した水漏れを確認する方法を試してみてください。水漏れを確認したら、その水漏れは自分で修理、工事出来るかどうかを判断しましょう。少しでも不安に感じたり、無理だと思ったら最初から業者を呼んだ方が賢明かと思います。 修理工程を把握、必要な道具を取り揃える、部品や蛇口本体、その他必要なものを全て取り揃えるなどあらゆる点を考慮して、プロに任せた方が良いと判断される方、自分でやってみたいと思う方それぞれにメリット・デメリットが存在します。この記事で説明したことが、水漏れが起きた時の迅速な対処に繋がると幸いです。 水まわりの救急24が安心してご利用できる7つの理由 安心理由その1 出張・点検・お見積り無料 水まわりの救急24は、水まわりのトラブルを点検する際の出張費、お見積りを無料で行っています。トラブル箇所をしっかりと点検し、お客様のご要望に沿ってお見積りを提示し、ご納得を得てからの作業となります。作業を行う前に料金が発生することはないのでどうぞご安心ください。また、キャンセルしたい場合のキャンセル料も無料となっております。 安心理由その2 365日年中休まず稼働 水まわりの救急24ではいつ起こるか分からない水まわりのトラブルに迅速に対応するため、365日年中無休で稼働しています。また、電話受付は24時間対応しておりますので、お困りの際はいつでもご連絡ください。 安心理由その3 現場到着まで最短30分~・その日の修理が可能 水まわりのトラブルが起きた時、水まわりの救急24は即日対応可能です。現場到着までは最短30分からとなっておりますので、緊急時にも安心してご利用いただいております。 安心理由その4 納得できる安心の価格設定 出張費・お見積り無料の水まわりの救急24は、全国統一の明瞭な料金表をご用意しております。料金に不安を感じている方でも安心してご利用いただけるよう、スタッフが丁寧に説明いたしますので不明な点があればなんでもご相談ください。 安心理由その5 信頼を得て多くの法人・店舗との契約 水まわりの修理業者は信頼第一!水まわりの救急24は多くのお客様より信頼を得て、個人だけでなく法人や店舗の方からも多数契約をいただいています。確かな技術と実績のある水まわりの救急24にお任せください。 安心理由その6 清潔な制服と新品の靴下で丁寧な対応を心がけるスタッフ 大切なお客様のもとへ訪問する際、水まわりの救急24のスタッフはクリーニング済みの作業服と新しい靴下の着用を義務付ております。使用する工具も都度清潔にふきあげ、クリーンなサービスを提供しておりますので安心してご利用ください。 安心理由その7 地域密着で迅速な対応 水まわりの救急24は全国各地にスタッフを配置しており、水まわりのトラブルに対応しております。年中無休で稼働していますので、急なトラブルにも安心です。

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    6 作業完了

    作業完了後、作業内容についてご報告させていただきます。
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よくあるご質問

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営業時間を教えてください。

ご質問ありがとうございます。お電話とメールでの受付時間は24時間365日、修理・施工も承っております。
サービススタッフが現場に到着するまではコールセンターのオペレーターがお客さまの水トラブル症状をお伺いし、応急処置法を丁寧にお伝えいたします。
1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)は深夜時間帯(21時~7時)に訪問することが可能です。また夜間料金などもございませんのでご安心ください。

神奈川の全地域対応することは可能ですか?

神奈川の水まわりの救急24は神奈川県すべての地域に対応することが可能ですのでご安心ください。

連絡をしてから何時間くらいで来てくれますか?

お客さまからお電話をいただいた際に現場到着予想時間をオペレーターからお伝えいたします。
神奈川の水まわりの救急24はGPS管理によってサービススタッフの位置情報を把握しております。お客さまのお宅に一番近くにおりますサービススタッフに訪問の指示を行うことで、迅速に駆けつけることができます。

修理・施工やリフォームを行うにはどれくらいの時間がかかりますか?

内容状態によってお時間が変動します。平均的な作業ですと早くて30分、長くて120分程度となります。リフォームの作業時間は約半日~1日程度で作業完了となります。
上記はあくまで参考程度となりますのであらかじめご了承ください。

点検と施工内容の提示料金を教えてください。

神奈川の水まわりの救急24は点検・相談の料金をお客さまから頂戴することはございません。点検・施工についてのご相談は無料ですのでご安心ください。
1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)では深夜時間帯でも修理を行うことができます。また夜間の作業でも追加費用はございませんのでお気軽にご相談ください。

手元に現金がないのですが、修理は行えますか?

はい。当日作業終了時に、現金もしくはカードでの支払いが可能でございます。また後日に銀行振り込みも可能ですのでお手元に現金がなくても修理を行うことができます。
カード会社はVISA・MasterCard・JCB・NICOS・アメリカンエクスプレス・ダイナースクラブカードがご利用いただけます。
お手元に現金がなくても修理・施工は神奈川の水まわりの救急24にお任せください。

修理を依頼した後に到着までの対応はどうすればいいですか?

サービススタッフが現場に到着されるまでの間はコールセンターのオペレーターが丁寧に応急処置方法をお伝えいたします。

居酒屋を経営しているのですが、修理は可能ですか?

もちろん、可能でございます。神奈川の水まわりの救急24はおかげさまで法人様と多数のご依頼を承っております。法人・店舗でも受け付けは可能ですので神奈川の水まわりの救急24にお任せください。

神奈川の水まわりの救急24は個人情報を大切に扱っていますか?

私たちは個人情報保護法に基づき、厳重に個人情報を管理しております。
詳細はプライバシーポリシーをご参照ください。